何者でもない。何者にもなれない者にも、青春はあるのだ。BBBムービー「リンダ リンダ リンダ 4K」。
公式サイト
えええ!もう20年経つのか!
公開時、大好きやった映画、山下敦弘監督を追いかけるきっかけになった映画が、
4Kでリバイバル上映されたので、行ってきた。

大きなコンテストで優勝するわけでもなく、
将来、ミュージシャンとして成功するエピローグがあるわけでもなく、
コピー曲をやって、文化祭で受けるくらいの喜び。
おまけに恋まで成就しない。
多くの人が経験のあることだろう。
よくある「成し遂げ系青春映画※」に思われそうだが、
実は、これほど、トピックのない青春映画も、
なかなかないのではないか。
※「成し遂げ系青春映画」ワシが勝手にネーミング。
シクロとか、バレーボールとか、バンドとか、百人一首とか、
何かに打ち込む若者が、ポンコツはじまりで、
最後には、何がしかの成功を成し遂げるストーリーのやつ。
こっちも、嫌いじゃないんですけどね。
ハタから見てるとダラダラしてるようにしか見えないけど、
本人たちの心は、コロコロ動いてる。
その心の動きを丁寧に捉えつつ、
「そーそー!仲間で集まって、練習してる時間とかが、
一番楽しいんよな」ってこと、思い出させてくれた。
あの時間、二度と味わうことのないあの時間。
ワシにも、恥ずかしながらバンドやってて、
あんな時間があって、
結局、何者にもなってないわけだけど、
あの時間が楽しかったことは、
そんなことと関係なく、
かけがえのないものなのだ。
4人のバンドメンバーの女の子、
それぞれに愛おしいのだが、
ワシとしては、ソンちゃんと望の、発言や感情に、
共感するとこが多かった気がする。
公式サイト観ると出演者たちも、
あの時期、役者として、4人で、
役柄と同じような時間を過ごしていたことが、
感じられて、なんだかすごく嬉しくなった。
山下監督、またこんな映画、作ってください!
【おまけ】
松山ケンイチさんが出演してたこと、
コロっと忘れてました。

