群れない魂。BBBムービー「狂い咲きサンダーロード」。
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「リンダリンダリンダ」に続き、懐かしい映画を観に行った。
こっちは45周年なんや!
ビックリやなあ。
当時のワシの毎日と、かするところは一箇所もなかったけど、
「かっこええ」と思った映画ではあった。
こういう人たちに憧れてたわけでもないし、
友だちに、こんな人がいたわけでもない。
全く接点のない世界だったけど、
なぜか、「かっこいい」「観たことのない種類の映画」やと思ってた。

今回、久しぶりに観ながら「当時、何に惹きつけられたのだろう」と考えてた。
ひとつは、やはり音楽なのだろう。
泉谷しげるさんやTHE MODSの音楽もすごくええんだが、
PANTA & HAL、聴きながら思い出せた気がした。
そうや、これほど、映画と音楽が、お互い刺激しあって、
ひとつの世界を作ってる、と実感した映画を、
この時初めて観た、と思ったような気がする。
その、二つがあいまった世界に、
ワシは痺れたのであった。
そして、主人公の仁、山田辰夫さんの群れない精神、
やってることは無茶苦茶で、隣にいても絶対友だちには、なれないと思うけど、
長いものに巻かれることを、本能的に拒絶する精神には、
憧れに近いものを感じたような気がする。
ボロボロになった仁の虚な表情は、記憶に残ってた。
あそこまで、ボロボロになって、
目が腫れ上がって、潰れそうになってても、
目の奥に、強烈な光が残っている。
「群れない」気高さは、失っていない。
とても、真似できないけど、
そういう心意気だけは、どこかに持っていたい、と思った。
まあ、全体がマッチョイズムみたいなもので貫かれてて、
それは、今観ると、やや辛いなあ、とは思ったんやけどね。
すっかり忘れてたけど、
ストーリーには絡んでくるものの、
メインのテーマではなく、登場人物のひとつの属性として、
同性愛を描いてたんやな。
映画の中で描かれた同性愛としては、
日本映画の中で、
かなり初期のものやったんかもしれんな。

