2025晩夏、京の夏の旅①「しょうざん 峰玉亭」。

昨日、ちょっと寝不足で、体だるかったんやったんやけど、
9月いっぱいで終わっちゃうので、
京の夏の旅」で公開中のところに行ってきた。
予定では四箇所、回るつもりやったんやけど、
体だるくて、動き出し、遅かったんで、
なかなか行けない、遠くにあるところ、二箇所に絞る。

まずは、京都の端っこ、鷹峯目指して、JRで京都へ。
京都駅で地下鉄に乗り換え。
改札前で見たPOP。

やっぱり、あれすか?
キース・リチャーズとか、シド・ヴィシャスとか、
ジャニス・ジョプリンとかすか?

地下鉄で北大路まで出て、市バスで、最寄りの土天井町バス停へ。
初めて乗るバス路線って、
訳もなく、ワクワクするんよな。
地図的に見ると、けっこう遠回りしてる感じやけど、
楽しいので、気にならない。
あっという間に、着いた気がする。

この辺、もう少し北に行くと、
三年前、ゆっくり歩いた鷹峯の、
本阿弥光悦一族のすんでた芸術村あたりなんやな。

しかも、大徳寺や今宮神社からも、割と近いんや。

方向音痴なので、繋がってなかった地図が、
ようやく、ひとつになった気がする。
まあ、またすぐ忘れるんやろうけど。

バス停降りてすぐ、「あ!この景色、なんかで観たことあるぞ」
松野醤油さんや。
外観からええ佇まい!
思わず中に入って、醤油に漬け込んだ「ちりめん山椒」を購入。
昨日夜、早速食うたけど、めっちゃ美味かったです。

目的地の「しょうざん」むっちゃ広くて、ホテルとかもあって、
目当てのお庭への行き方、ちょっと不安やったんで、
お店の方に聞くと、「お庭の方やったら、うちの横からの路地、行かはったら、ええと思います。」と教えてくれた。

あとで、わかったんやけど、バス停から行くと、
有料のホテル敷地の向こう側みたいで、
通してくれるのかどうかも、わからない。
聞いて良かった!その前に、お店気づいて、入って良かった!

醤油屋さんらしい、レンガの煙突の向こうは、
教えてもらわなければ、絶対行かないような、
車も通れない路地。
いやあ、聞いてほんま良かった。

ミンミンゼミの鳴く、小道。
むっちゃ得した気分や。

ようやく広い道に抜けた。
あ!あの山の形は、鷹峯の光悦寺から見えてた山やな!

さらに表に回り込む。
なんかほんま、すげえ広大な敷地やなあ。
しょうざんは、元々、西陣織の老舗に生まれて、
ウールで財を成した松山正雄さんが作ったらしい。
どんだけ儲けたんか、想像もつかんわ!

正面の玄関見て、思い出した。
ここ、ずいぶん昔に、一族の新年会で来たことある気がする。
あれは、今、京都丹後鉄道に勤めてる甥っ子が、
赤ん坊の頃やったから、25年以上前なのか。
「京都の西の方の、えらい落ち着いたとこ来たなあ」って、
記憶はあったんやけど、ここやったんや。

お庭はメインの建物の左手にあった。

あ!あれ、門から見えてるの、北山杉の台杉?
うお〜!
本?番組?何で観たのか忘れたけど、
北山の奥に行かんと観られへん、思ってて、
いつか観たいけど、ハイキングとか、苦手やしなー」と
半ば、諦めてたやつや。
こんなところで観られるとは!!
嬉しい!
あんまり嬉しすぎて、受付やってはった女性と、
しばらく話し込んでしまった。

写真はネットから。

ちなみにこれが、いつかは観たいと思ってる、北山大台杉。
北山杉独特の育成方法で、
少ないスペースで育てられ、
真っ直ぐな材木が取れ、
苗を植えなくても、次々に新芽が出てくるらしい。
そういう林業としての知恵の集積らしいけど、
結果的に観た目がこんなに不思議で面白いもんになってるんやな。
いやあ、知らんかったんで、余計に嬉しくて興奮してしもた。

今回の特別公開は、この庭の中にある、
迎賓館のような「峰玉亭」やったんやけど、
そこへの案内まで、しばらく時間があったので、
お庭を堪能させてもらいました。

ほんま、美しいなあ。
観飽きないわ、台杉。

天神川の上流、紙屋川から引いた小川が流れてて、
ほんまにええ庭。
こんだけ苔が美しくて、落ち着いた庭もなかなかないけど、
ここには、他にはない台杉もあるので、
唯一無二の美しい庭になってる。
峰玉亭の公開は9月いっぱいやけど、
庭園は、常時公開してるようなので、
機会あれば、是非!

この茶室、樽がメインに出来てるのかなあ。
公開されてなかったけど、むっちゃ中、観てみたい。

あとで、中を観せてもらう峰玉亭周りも外から堪能。
仏教系のお庭とは少し違う、スタイリッシュな、
現代っぽさもあって、ええ感じ。

むっちゃ秋の風景。

茶室周りもええ感じ。

一般的な北山杉のイメージって、これやなあ。

お互いを意識しあってる狛犬。
なんかちょっと不思議な気がした。
かわいい。

ああ、やっぱり台杉、ええわあ。
ほんま、これ観ながら、酒飲みたい。
つまみなくても、大丈夫やわ。

ようやく、案内の時間になって、峰玉亭へ。
なんと!お客、ワシだけですか!
皆さん、なんでこんなええとこ、
観逃してるんすか!

天井も、ひとつひとつ、凝ってる。
書院造や数寄屋造や茶室建築が合わさった、
贅を尽くしてるのに、上品な室内。
北山杉はもちろん、竹や藤など素材も様々。
欅一枚板など、今はなかなか手に入りそうにないものも使ってる。
襖絵や掛け軸も、狩野派、竹内栖鳳、円山応挙、など、
京都の絵の粋を集めたような美しさ。
襖絵、元々は屏風だった絵を使ってるところもあって、
大胆に引手とか付けてるけど、
絵の良さを損なってない。
京都の良さをわかった、ええ表具屋さんの仕事なんやろなあ。
縁側を出たところの敷石に志野焼使ってたり、
玄関は織部焼やったり、
細かいところにも、大胆で美しい発想が詰まってます。
吉井勇さんの額のある部屋は、
没後に作ったらしいけど、
吉井勇さんらしい趣味でまとめられてるらしい。
この辺の話は、ほとんど、ガイドのおっちゃんに聴きました。
ほんまわかりやすい説明もで、
いろいろ質問させてもらいましたが、
すげえ的確に答えてくださいました。

ほんまええ庭と建物でした。
堪能しました。
ちょっと遠かったけど、来てほんま良かったですわ。

見学終わってから、しょうざんで他に観られるもんないか、聴きましたが、
基本的には高級リゾート、
宿泊客でもない、日帰りのおっさんが行けるとこは、
あまりないようでした。
紙屋川の川床があるらしく、
少し疲れてたので、休みたかったんですが、
前日までの予約制でした。
めっちゃ残念!

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