かわいいコメディに見えて、かなりエグい社会風刺映画かも。BBBムービー「ふつうの子ども」。

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今の小学校って、ほんまに廊下との間の壁とかないんや、
とか、へ〜〜今の子どもって、こんな感じなんや、とか、
いろいろ感心するところあって、勉強になった。

それだけリアルに描けてて、子どもが今の社会の象徴だからか、
かわいいに紛れて、かなり気持ち悪くもあった。

あの女の子って、原理主義者やなあ、と思う。
自分が正しいなら、他の人は間違ってる。
大人が悪くないのなら、子どもが悪いのか?
って、原理主義そのものの理屈やなあ。
まあ。今のSNS見たら、そんな人がゴロゴロしてるので、
子どもの世界、リアルに描こうとしたら、
そういうのが紛れ込んでくるのも仕方ないのだが、
基本はかわいらしくも思える、子どもの世界で描いてるから、
余計にエグさを感じてしまう。
脱落しそうになる友だちを脅すやり方って、
もはや、連合赤軍のやり方に思えてしまった。

やんちゃ坊主も、騒ぐのが好きなだけで、
今盛り上がってるとこなら、
ハロウィンでも、選挙でも、同じような気持ちで、
深く考えずに参加する奴らみたいに見えてくるしな。
怒られれば、ヒュルヒュルヒュルとしぼんで、
泣いてやり過ごそうとするのも、
なんか似てる気がするもんなあ。
親も含めて、ダサダサ。
匿名という隠れ蓑がなければ、
ああなっちゃうやつ、SNSでも、
ぎょーさんおるんやろうなあ。

最後、主人公の動機に、やっとこさ、救われる。
まあ、その動機は、初めから透けて見えてて、
そこが、子どもらしくて、ちょっとクスッとできるとこかもしれんが。

親チームでは、蒼井優さんも良かったけど、
瀧内公美さんが出てくると、途端に画面が締まった。
さすがですわ。

子どものかわいさの仮面被ってコメディのふりしてるけど、
かなり強烈な、今の時代を描いた映画ってのが、
この映画の本質かもしれん、思った。
だって、やってること、子どもじゃなかったら、
本質的には、原理主義者のテロ行為と言ってええんやないか、
思うことやもんなあ。
あれを「かわいいいたずら」みたいに思うのは、
ちょっとちゃうんちゃうかと思う。

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