う〜〜む複雑な気持ちになる。結果的には彼は核兵器を広めたのだが。BBBムービー「原爆スパイ」。

公式サイト
すごく複雑な気持ちになった。
彼が、原爆の情報を広めて、核兵器化を拡大したことは間違いない。
けど、そこに金銭的打算も、名誉欲もなく、
命をかけてでも、米国の暴走を食い止めたいという、
純粋な気持ちは、間違いなくあった。

彼の原爆情報のリークによって、ソ連の核開発は、
5年は早まったと言われてるらしい。
と言うことは、彼がリークしてなかったら、
朝鮮戦争で、アメリカのみが、核兵器を持っていたら、、
と考えないではないけども、
だからって「ソ連が核兵器を持って良かった」とは、
当然思いはしない。

「自分だったら、どうするだろう」と考えてみた。
アメリカだけが、この悪魔の兵器を持つことに、恐れは抱くが、
かと言って、ソ連にリークはしないだろう。
それは忠誠心などではなく、
そこまでの勇気が持てないから、だろう、と思うと、
彼は、間違いなく、勇気を持った人だとは思えた。

この映画、この複雑な問題を、すごく分かりやすく、描いてくれている。
もし、この映画ではなく、この話を聴いてたら、
ワシは、もっと入口のところで、悩んでいた気がする。

そして、この映画が描きたかったのは、
ありえないほど、数奇なスパイ行為の物語ではなく、
彼の家族、そして親友の物語だったのではないか、と思う。
夫を、父を信じ、彼を最後まで支えた家族の存在なしには、
彼は人生を幸せには、全うし得なかったのかもしれない。

そして、何より「やはり核兵器は、この世に生まれるべきものではなかった」、
という気持ちを抱くのであった。

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