帰るべき場所を再生することが、自分たちを支える。BBBムービー「そこにあるべきものたち」。

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人は、何をよりどころに生きていくのか、
ということを、映画を観て、考えさせられた。
神社や祭りってのは、本当に、
その拠り所になりえる掛け替えのないものなんやなあ。
無くしてしまったそれを、再生させることで、
自分たちを支えるものを、確かにして行く。

先祖代々住んでた土地を失ってなお、
と言うか、失ったからこそ、
自分たちのアイデンティティとしての神社や祭り、
祭りに関する踊りを大切にする心が強くなるのだろう。
子ども達が、踊りに夢中になる姿が、
本当に嬉しく思えた。

個人的には、宮大工の技を垣間見れたのも嬉しかった。
あれほど、今の気候変動や、海に近い潮風にさらされる立地、
ってことも、頭に入れながら、作ってるんや。
ほんま、素晴らしい。

地鎮祭での強風はビックリしたなあ!
けど、あの辺の地方の気候を、
まざまざと見せられた気がして、
映画としては、すごく良かったんじゃないかって気もした。

ちょっと不思議だったのは、津波で亡くなった神主さんの娘さん、
その後、神主継いだっていでてたけど,
最後まで出てこなかったな。
お祭りとかも、違う神主さんがやってたし。
どーゆー関係になってるんだろうか?
けど、その娘さんからの手紙は、すごく良くて、
ちょっと涙ぐみそうになったけど。

ナレーションの富田望生さん、役者としても、好きなんやけど、
この映画でのナレーションは、少し悲しげで、湿っぽ過ぎて、
トゥーマッチな感じがしてしまった。
観てるうちに次第に慣れたけど、
題材がややもすると、悲しい方向に転びかねない、
だけど、最後には希望を抱くものなので、
もう少し、淡々としてて欲しかった気がする。
ナレーションのトーンで観客の気持ちを左右するのではなく、
事実を並べて、気持ちがどう動くかはこちらに任せて欲しい気がした。

最後の言葉、大切なことでええ言葉なんやけど、
少し長過ぎたなあ。
しかも、それを、その富田さんの、
悲しげで、湿っぽい声でやられるんで、
なんだかすごく、「ええことゆーてるでしょう」感が漂ってしまって、
「もったいない終わりかただなあ」と思ってしまった。

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