沖縄だけの問題ではないが、沖縄の抱える状況が問題を深刻にしている。BBBムービー「ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう」。
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プロローグから、制作者の実力の高さが感じられる映画だった。
何も知らない人にでも、分かりやすく説明して、
理解させた上で、問題点を共有していこうとする、
確かな意志と、それを実現させて行く手腕。

ワシも、ニュースで見たり、ネットで読んだくらいの知識しかなかったが、
PFASの怖さや、現状、これから、どうして行くべきか、
ということが、はっきり見えてきた気がする。
もちろんこれは、沖縄だけの問題ではないし、日本だけの問題でもない。
全世界的な問題である。
ただ、日本特有の事情、特に沖縄の抱える事情も、もちろんある。
日本では多くの場合、この問題の発端は、米軍基地にある。
で、どうしても見えてくる日米地位協定の問題。
これも、日本全体の問題なのだが、
それが一番顕著に現れるのが、沖縄なのである。
戦後、日米安保条約や、アメリカの核の傘下に入ったためか、
何ひとつ、進めてこれなかった日本政府。
同じ敗戦国でも、不当なことは、
ひとつひとつ交渉して改めて行ったドイツとの違い。
ドイツの不断の努力の結果、これだけの差が生まれてしまったのか。
アメリカ本国でも、当然、問題は起きて、
女性たちが立ち上がっている。
同じ問題が、日本で起こってるのだから、
米軍が態度をアメリカと日本で変えるのは、どう考えてもおかしい。
「文句言われなければ、何もしない」が米軍の姿勢なら、
このお母さんたちのように、立ち上がらなければならない。
いや、このお母さんたち以上に、国民が健康被害に遭ってるのだから、
先頭に立つべきは、日本政府なのだろう。
ちょっと不思議に思ったのは、お腹にいる赤ちゃんに関わる問題なので、
女性が特に気にするのは分かるけど、
男どもは、何してるんだろう?
この問題が沖縄だけの問題ではないように、
ウナイ(女性)だけの問題ではないのは、
明白なのではないか。
あと、もう少し詳しく知りたかったのは、問題が発覚してから10年以上経つ今、
北谷とか、被害地域の水道水の状況がどうなってるのか、
ちゃんと健康被害のない農作物が生産できてるのかと、いうことと、
健康被害があるとわかってから、どう対処したのか、
現在も問題解決してないのなら、
今現在、どう対処してるのか、ということであった。

