ロクでもない奴らなのに、いつの間にか愛おしくなってた。BBBムービー「ホーリー・カウ」。
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酒とセックスくらいしか楽しみのないフランスの田舎町が舞台。
ほんまに飲みまくるし、
憂さ晴らしくらいの勢いでセックスしまくる。
その分、住民たちは、あまり感心ないかもしれないけど、
風景や酪農作業、ひとつひとつが、美しい。

兄ちゃんのトトンヌ、ええ加減で、軽くて、堪え性なくて、
チーズ作りそのものを舐めきってるとしか思えないんやけど、
妹を大切に思う気持ちは、ピュアで、
それがあるからこそ、
ギリギリ保ててるような気がする。
それにしても、妹のしっかりしてること!
顔も大人顔で、逆に兄ちゃんは童顔なので、
身長倍くらい違うのに、
顔アップのツーショット画面では、
妹の方が年上に見えた。
見た目だけでなく、精神的にも、
兄を支えてるのは妹やったんかもなあ。
それと、周りの友だち。
あんなことまで協力してくれるんや。
大喧嘩も、するけど、基本的には、
トトンヌのこと、ほんまに大事に思ってて、
彼と妹を支えたいんやなあ。
最後のカーレース、無茶苦茶おもろかったなあ。
スピードやなく、時間内に、
どれだけオモロく横転とかできるかどーか、
とかの審査基準のレース。
もう終わった時、車は全部ドロドロのベコベコ。
へたすりゃ、死人出るんちゃうか?
思うくらいの破茶滅茶な大会やな。
ほんまそんなんあるんか?
観てるうちに、兄、妹、そして周りの友だちたちが、
愛おしくて、実際に会ってみたい気持ちに包まれた。
この兄妹がこれからどうなるのか、
分からんけれども、
あの終わり方は、ちょっと希望みたいなもんも感じて、
気持ちよかった。
なんとなく「フランスのケン・ローチって感じやなあ」思ってたら、
ほんまに監督、ケン・ローチの「天使の分け前」に、
インスピレーションを得たらしい。
納得。

