民主主義にとっての報道機関の大切さとあるべき姿。BBBムービー「非常戒厳前夜」。
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去年、韓国で起こり、
結果的には、大統領を弾劾にまで追い込んだ、戒厳令。
あの事件がなぜ起こったのか、
非常に疑問に思ってたので、
このドキュメンタリー映画を観に行った。

勝手に「戒厳令」そのものがテーマの映画やと思ってたので、
終わった時、え?ここで終わるの?
と肩透かしくらった感じがあったけど、
それはワシの勘違いやから、この映画のせいではないな。
ほんまにタイトルの通り、
戒厳令に至るまでの経緯を「ニュース打破」という、
誇り高き独立系ジャーナリズムと大統領&検察の攻防を中心に、
その代表でもあるキム・ヨンジンさんが、描いた映画だった。
そのニュース打破は、ほぼ言いがかりのような
大統領側の、あの手この手で、迫害・弾圧される。
その手先になってるのが「検察」って、
なんかすごい話やなあ。
完全なる検察の私物化やん。
これが既に、三権分立の破綻ちゃうやろか。
ほんまに、酷い話ではあるが、
これほど国家権力に屈することなく戦う報道機関がある韓国を、
羨ましく思った。
そして、大統領であろうと、国家権力の私物化を許さず
弾劾に追い込んだ韓国の国民も、すごいなあ。
政府がどれほど、汚職にまみれようと、
不正な行為をしようと、
大きくみると「仕方ない」で終わってしまうこの国から見ると、
本当に羨ましく思う。
韓国にしろ、日本にしろ、
政治的には、中国や北朝鮮と対立しつつ、
国民への統制の仕方は、
それらの一党独裁国家を羨ましく思ってる気がする。
ああ、アメリカもか。
世界中の国家権力が、その方向に向かいつつある今だからこそ、
「ニュース打破」のような、その不正を暴く報道機関の意味が、
増して来ているのだろう。
民主主義は、今、世界中で、試されているのかもしれない。

