どうすべきなのか、分からないけど、何かの方策が必要なことは分かる。BBBムービー「揺さぶられる正義」。
「非常戒厳前夜」に続いて、報道機関のあり方の問われる映画を観た。
公式サイト
いろんな軸が入り乱れる。
虐待か冤罪か。
その医学的判断は正しいのか。
報道のあり方はどうなのか。
情と事実をどう見極めるのか。

ものすごく気の毒なのは、我が子が亡くなったり、怪我したりで、
一番傷ついてるであろう肉親が、
犯罪者として扱われ、世間から叩きまくられるということ。
一番、人の優しさが必要なタイミングで、傷つけられまくる。
SNSが普及した現在、
一度、犯人と報道されるだけで、
その人の人生は大きく狂わされる可能性がある。
もちろんSNSで、こういう情報をどう扱うかの見直しも
必要だけろうけど、
報道としても、どう扱うか、
両面での見直しが必要なんだろうな、
と痛感した。
何人か「揺さぶり」事件の犯人とされた方が、
実際に映画に出演されてる。
すごい勇気だと思う。
そのうちの若い男性、
見た目があんちゃんっぽくて、
誤解されやすいタイプなのかもしれないけど、
発言を聞くと、すごく知的で、
しっかり状況を見つめてることに感心した。
彼の言葉、無罪と無実の違いにも考えさせられたし、
「黒は白に塗り替えられない。」という言葉は、
痛いほどに響いた。
ならば、どうすればいいのだろう。
この「揺さぶられっこ症候群」に限らず、
例えば罪が確定するまでは、
名前を明かさない?
いやいや、それをやると、
余計にSNSで犯人特定が、
はびこる気もする。
なんにしろ、どんな犯罪であっても、
その罪が確定するまでは、
その人の人権を守る、この時代ならではの策が、
必要な時が来てるのだろう。
この映画、ある意味、テレビ局側の贖罪の意味もある気がするし、
その贖罪をこうして形にする勇気は素晴らしいと思うが、
決して、この映画だけでは、
一度、犯罪者とされた人々の心や人生は、救えない。

