「立山青 presents”Two Wolves”〜2匹のオオカミ〜」立山青&清野美土@PUB CHELSEA。
11月のライブ始めは、初めて行く、神戸のPUB CHELSEAへ。
それぞれに好きで、同じ大学ジャズ研出身の先輩後輩と聞いてビックリした、
立山青くんと、ハモニカクリームズの清野美土さんのライブへ。
元町駅から歩ける距離ってことで、
イスズベーカリー元町店に寄ってトレロン買おうと企んでたんやけど、
休みの日の19時過ぎって、やっぱり売り切れてるんやな。残念!


会場着いて、二人に挨拶する。
フライヤー見ると、けっこうワシの好きなミュージシャンが、
やってる店なんやな。
元町駅からも近いし、また来ましょう。

お!カルチア食堂のヨシトくんも来てる!
ちょうど、一年くらい前に湊川エレジーであって以来!
そうか、ヨシトくんの店で、青くんのライブ、
観たこともあったなあ。
ダブルヨシトやん!
そうこうしてるうちに、開始時間。
青くんのいなたいドブロが、始まりを告げる。
ブルースハープがさらにいなたさを増す。
懐かしい空気が流れ始める。
もちろん、ディープサウスなんて、住んだことどころか、
行ったことすらないのに、
なぜ、こんな懐かしい気持ちに包まれるんだろう。

すごくディープな音なんやけど、ずぶずぶのブルースではあるんやけど、
なんか青くんの岡山での暮らしとか、
毎日何に腹立ててるかとか、何で笑ってるのか、
とか感じれるのがおもろい。
ただ本場のブルースをなぞってるんやなくて、
自分のブルースと向き合ってるんやなあ。
青くん、ブルースだけで生きてるわけやなく、
今の時代に生まれ育ってるので、
自然にラップも混ざってくる。
そういう音が一番自分らしい、と言うことなんだろう。
誰にも似てない、青くんの音。
ちゃんと、自分の声を、音を、言葉を持って、音楽やってる人なんやなあ。
って褒めたけど、おいこら!先輩にビール持ってこさすなよ!(笑)

すぐ隣に座ってたカルチア食堂のヨシトくんが、
ハーモニカ、小さな音で、合わせる。
それが、なんだかすげえいい。
たぶん、ワシにしか聴こえてない共演。
めっちゃ得な席に座ったわー。

お!「方丈記」のフレーズ、これも、ただアイデアとして持ってきただけやなく、
このフレーズを歌に埋め込んで、自分を語る、ちゃんと語れてる。
なんか、カッケーな、青くん。
親父が死んだ歌をやるらしい。
え?こないだ親父とのエピソード、聞いた気がするが?
生きてるそうです(笑)
墓石に文字書く職人やったそうです。
青くんの音楽聴いてて、なぜか、頭の中に、
実家近くの観音山公園の風景が浮かんできた。
青くんの音楽、そーやって、それぞれ自分の昔を思い出さす力があるのかなあ。
聴くたびに、なにか発見のある青くんのライブでした。
休憩時間に食ったカレー、めっちゃ美味かった。
スパイスが鼻に抜ける感じで、飽きない。
今、これ書いててまた喰いたなった。

そして、次は先輩、清野美土さん。
頭からすげー!かなり長く吹き続けて、観客の度肝を抜く。
わあ!これって、楽器違うけど、梅津和時さんがサックスでやってたな。
ハーモニカやから、吹いても吸っても音出るんやろうけど、
音が途切れない感じやったので、循環奏法なんかな?
いきなり大歓声!あっちゅう間に掴んだぞ!
かっけー!

自己紹介に続いては、スライ・ストーンの曲。
痺れるなあー。
ボーカルとハーモニカは、もちろん同時にはできない。
なのに、なんでこんな重層的で、奥行きある音楽が作れるのだろうか。

さすが、ケルトの本場ヨーロッパで、数万人の前でやってる美土さん、
MCも澱みなく、楽しませてくれる。
超絶テクニックがこれでもかこれでもか、なんやけど、
ちゃんとそれが、観客を熱狂させるためのパーツになってる。

そーか、黒人のブルースハープの人が繰り返すアレって、
汽車の音なんや。
そのワンフレーズを延々とやる感じが、
結果的にミニマルミュージックみたいで、
えれーかっこええ。
これが曲なんか、メロディなんか、音楽なんかすら分からんけど、
カッコええから、それでええ。
逆に言えば、世の中に溢れてるいろんな音、
すべてが音楽と捉えられるのかもしれん、思う。
美土さんのMCも、すごく頷くことが多い。
「遠いもの同士をぶつけるのが面白い。
ロックとブルースではなく、ケルトと黒人音楽。」
なるほどなあ!
それでケルトの本場のケルトフェスで、
観客熱狂させて、優勝しちゃってるんやから、
すごい説得力ある言葉。
お!ハモクリナンバー。「ルタンペルニ」だったかな?
ほんま、ケルトの曲って、いつ聴いても、チクッと胸を刺す。
なんやろこの切ない懐かしさ。
ハーモニカだけでやっても、こんなにケルトを感じられる。
ラストの曲も、観客大興奮!
なんか魔法にかかったように、
一人でやってるのに、バンドサウンドみたいに聴こえてしまった。
最後は一緒に。
まずは、学生時代の話。
これがおもろい!
学生時代からの付き合いやないと、
絶対に出てこない、「あの」雰囲気。
ああ!この日に来て、ほんまに良かった!

曲が始まったら、ビックリした。
これはすげーわ!
もちろん二人でやってるし、
歌とハーモニカ、一人ではできないのに、
歌は青くん、ハーモニカは美土さんなのに、
ひとつの生き物のように、ぬる〜っと耳に入ってくる。
なんだか、ほんまに流し込まれたみたいに、音楽が耳に入ってくる。
文字にすると気色悪いけど、
それが、すげー気持ちええんですわ。

そーかと思えば、次の曲は、陰影がすごい。
映画のもうでもあり、忘れられない絵のようでもあり。
最後は二人で、遠距離練習して仕込んで来た曲らしい。
なんと「ニューヨークの夢」!
嬉しすぎるー!
カルチアのヨシトくんと目を見合わせて喜ぶ。
心の中では、小躍りしてしもてる。
そーかケルトやしデュエットやし、もう11月やし。
美土さんがシェイン役で、青くんがカースティ・マッコール役やな(笑)
ああ!たまらん!!
この曲こんな、ちゃんとデュエットで仕上げたの生で聴くの、初めてかも。
もう「ありがとう」しかないですわ!

アンコール、一曲目は青くんの曲っぽいけど、初めて聴くかな。
なんかちょっと影がある感じで、クール!
美土くんのソロは、またもう凄すぎて!

オーラスは「テネシーワルツ」。
こんな楽しげなテネシーワルツ、初めて聴くかも。
てか、すでにワルツですらないですやん(笑)
自由すぎる二人の同窓生の、
自由すぎるセッション、
尻尾の先まであんこの入った鯛焼きみたいに、
最後の最後まで、美味しく楽しめました。
終演後、トイレ行ってる間に、半分くらい残ったジントニック、
片付けられた以外は、なんの不満もなし(笑)
けど、ああハモクリも聴きたくなったなあ!
終わってから、いろいろ話ししたかったんやけど、
念の為、帰りの電車調べると、JRが事故かなんかで遅れてる。
そ〜〜でなくても、大阪から神戸より、
神戸から大阪の最終電車は、けっこう早い。
時間かかるけど、阪神で帰ると、
最終のバスにギリギリの時間でしたわ。
下げられたジントニック、最後まで飲んでたら危なかったな。
と言うわけで、不満一切なしのライブになったのでございました。
ダブルヨシトも仲良くなったみたいです。
いいなあ、ワシも若かったら、
一緒に行って、泊めてもろて、
朝まで飲み散らかしたかった!

