夢に見そうなくらい、嫌な笑顔。BBBムービー「爆弾」。

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うむむむむ。
怖かった〜、、と言うか、嫌やった〜〜!
佐藤二朗さんの無邪気の向こう側にあるニヒリズムや、
捻じ曲がった自己承認欲求、理不尽な社会への理不尽な怒りの返し方、
今の社会のどす黒い部分を、かき集めて、こねて粘土にして、
作り上げたみたいな人間像で、
「もうアップはやめてくれ!」と言いたくなるくらい、
不愉快な笑顔だった。
あのヤニまみれの歯すら、もう嫌で嫌でしょうがなかった。
あの女性に対しては、少しぐらい優しさもあったのかなあ。
あったなら、少し救いになる?いや、ならんか。
もう、他が気持ち悪すぎて。

最初から最後まで、苦しくなるくらいの緊迫感。
ストーリー、ややこしくて、ちょっと迷子になrかけもしたんやけど、
もう佐藤二朗さんの、あの迫力が、あの嫌な笑顔が、
映画全体を飲み込んでしまう感じやったなあ。
それに対する山田裕貴さんの、あのふてぶてしさ、
なんかこの映画の中では、けっこう頼りになる気がして、
「負けるな!」と応援してたんやけど、
彼の原動力が、ヒューマニティではないという姿勢にも、
この世界の怖さを感じてしまってはいた。
「ヒューマニティみたいな甘っちょろいものでは、
今の時代、生きていけないよ」
と言われてる気がして、
しかも、それは、ある意味、当たってる気もして、
本当に恐ろしくなってしまうのであった。
じゃあ、どうやって生きて行くのか。
あんなふうに、「この世界は絶望的」と思いつつ、
生きて行くしかないのか。。
そんなの嫌やなあ。
映画離れて、ワシの話で恐縮ですが、
最近ワシが思ってるのは、
「なんのために生まれて来たのかとか、分からんけど、
生まれちゃったんだから、生きて行く」
というシンプルなことなんすよね。
だとしたら、できるだけ楽しく生きていきたい。
人を傷つけながら生きて行くのって、
ワシやったら、罪悪感にさいなまれて、楽しくないから、
できるだけ、そんなことは避けたい。
だからヒューマニティ大事、ってことなんすよね。
この映画のゆーてることとは違うやろうし、
むっちゃ自分のためなんですが、
ワシは甘っちょろくても、クサくても、
ヒューマニティを大事に生きていこうと、
この映画観て、改めて思いました。

