京三昧25’秋⑤堀内加奈子@ライブハウス58。

この日、最後に行ったのは、初めていく山科の「ライブハウス58」、
沖縄民謡の堀内加奈子ちゃんのライブです。
行ったことない店ですが、店名からも、沖縄の匂いがプンプンしてます。

京都駅からJRで一駅、山科で地下鉄に乗り換えて、また一駅。
「東野」という初めて降りる駅やったし、
あたり暗くなってるし、Googleマップさん、
いてるところと少しズレてるしで、不安でしたが、
新幹線のガードあたりには間違いないようやったので、
恐る恐る歩いてると、これか!
まるで、ガード下のコンテナみたいな店!

よくある沖縄料理店みたいな、
「いかにも!」な装飾もないし、
こんなとこに沖縄居酒屋があるとは思わんわなあ。

中に入っても、「58」の看板以外は、沖縄的要素はあまりない。
こじんまりとしたライブハウスって風情か。

皆さん、グループで来てるようで、一人できたワシは、
一番馴染むからか、おっちゃん〜おじい5人くらいの、
席に座らせていただいた。

このおじいたち、結果的にはとんでもないおじいたちやった。
沖縄とも縁の深い檀王法林寺で三線教えてるおじい、
映画監督の高嶺剛さんや竹中労さんまで知り合いというおじい、
なんか京都の沖縄関連の濃いおじいランキング上位者を
集めたみたいなテーブルで、
ワシ、落ち着かず、小さくなっておりました。

けど、ポーク玉子も、島ラッキョウも美味しかったわ〜。

さてライブです。
加奈子ちゃん聴くの、久しぶりやなあ。
大城美佐子さんがご健在の時、
橋の下で観て以来か、
いや、大城さん、そのあと拾得で観たかな?
その時も、加奈子ちゃん、一緒やったはず。
なんしか、大城美佐子さんが他界されて初めてやと思う。
時間的にも久しぶりやけど、
もしかしたら、加奈子ちゃんのワンマンって、初めてかも。

始まると、加奈子ちゃんの声の伸びに驚いた。
こんなに伸びたっけ?
しかも初めて加奈子ちゃんの声に色っぽさも感じて、
聴いてなかった時間の長さを実感した。

一曲目は「片思い」。
そうなると、どうしても大城美佐子さんが思い浮かぶのだが、
初めて聴くような加奈子ちゃんの声の力が強く、
大城さんの姿こそ、アルバムのように思い出すものの、
音は、今現在流れてる音で頭が溢れて、
美佐子先生の入る隙間がなかった。
加奈子ちゃん、大城先生離れて、
「堀内加奈子」として、成長していってるんやなあ!

二曲目は「浜千鳥」、なんだか沖縄に心が飛んでいってしまう。
加奈子ちゃん、今、函館に住んでるし、ここは京都山科なんやけど、
歌の力って、すごいなあ。

「十九の春」は、男女に分かれて、掛け合わせの、観客参加型。
この辺、お店で毎晩、お客さんを楽しませてきた、
加奈子ちゃんならではのエンターテイメント性!
楽しい〜〜〜!!

加奈子ちゃん、MCもほんま、おもろかった。
京都来る前は、福井の三国湊の古い街並みの中の、
刺青師のお店でライブやってきたらしい。
いかつい話やなあ(笑)
しかもその人、伝説の刺青師、晩年を沖縄で過ごした
梵天太郎さんのお弟子さんらしい。
那覇で長い間、お店やってたからか、
すごい繋がり、持ってはるなあ。

休憩時間、竹中労さんと知り合いという方の話、お聴きすると、
中学生か高校生のとき(話、ちゃんと聞けてません!すみません)、
沖縄民謡に目覚め、修学旅行で沖縄行くことになって、
竹中労さんに、連絡して、竹中さんがウタサー集めて、
沖縄民謡の会、開いたそう。
資金は、修学旅行生が1,000円ずつ、500名分集めて、
それで竹中さんに仕切ってもらったらしい。
なんつー行動力!そして、修学旅行生、全員をあつめる組織力!
その出演者がまたすごい!
大城美佐子さんに、知名定男さん、知名定繁さんまで。
そしてデビュー前のネーネーズも歌ってくれはったらしい。
ああ、そのライブ、行ってみたかった!

二部も、加奈子ちゃん、楽しいお話から。
「三線やりすぎて、妊娠なかなかできなかった」って話は、定番か(笑)
美佐子さん生のお弟子さんになった当初は、
嘉手苅林昌さんが亡くなった直後で、
美佐子先生、かなり落ち込んではって、
なかなか店にも出てこなかったなど、
その場にいた人間でないとできない話が聴けるのが嬉しい。

伝統的な沖縄民謡だけでなく、
沖縄民謡をベースに、いろいろ加奈子ちゃんならではの味を加えるのが、
いつも楽しみ。
この日も、三線持って世界一周した時に出会った、
セネガルの「コラ」という楽器でのボーカル曲に、
自分の三線と歌を合わせてくれた。
これが、またすげえ合ってて、
もとからこういう曲やったようなするくらい。
やるなあ!

「海のチンボーラー」になると客席、大騒ぎ!
指笛鳴らす人、三羽で合わせる人、
ワシの座ってるおじい席は達人だらけのようで、
一番賑やか!ええ席座った!

その中の一人、三羽やってたおじいが、
加奈子ちゃんに促されてステージへ。
石垣島の白保の人のよう。
いよいよ、民謡酒場みたいになってきた!
観光用のじゃなくて、地元民で盛り上がる方の。
「二見情話」と「白保節」かあ!
選曲が、渋すぎる!

そしてカチャーシー!
ワシも踊らせてもらいました。
楽しかったんですが、忘れてた五十肩が、
まだ治りきってはいないことに気づきましたとさ。

終わって、加奈子ちゃんと少し喋らsて頂いた。
ほんまは、もっと泡盛飲んでゆっくりしたかったんやけど、
山科なんで、酔っ払うと帰れなくなる危険が、、。

帰る直前、お店の人と話すと、
お店の方の甥っ子さんが、
大城美佐子さんのお店「島想い」を引き継いでやってるらしい。
「島想い」は加奈子ちゃんが働いてて、
ワシが加奈子ちゃんに初めて会った店。
そりゃ、加奈子ちゃん、来たがるはずや!!

帰りの電車の中で、この日は来てなかった、
京都在住の沖縄民謡繋がりの友だちに話すると、
よく行くお店だそう。
なるほど!!
ほんまに、大阪や京都にある沖縄料理屋と違うし、
那覇にある観光客相手の民謡酒場とも違う雰囲気やもんな。
那覇の地元民相手の民謡酒場に少し近いけど、
それより、さらにフランクか。
「沖縄料理」や「沖縄民謡」を看板にしてないのに、
沖縄民謡好きの集まるお店って感じで、
ああいう「観光沖縄」に違和感感じる人が集まるのがようわかる気がする。
次回は、その京都友だちと、ゆっくりライブなしでお邪魔したいなあ、
思うお店でございました。

あ、函館の加奈子ちゃんのお店も、もちろん、行ってみたいです!

【おまけ】
トイレに貼ってあった、この版画、絵面も言葉もすごく好き!

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