そうか!持ち運べるサイズにって、そういう意味だったのか。BBBムービー「兄を持ち運べるサイズに」。
公式サイト
さすが「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督、
きっちり笑わせて、きっちり泣かせて頂きました!
と言うか、こんなに泣くとは思いませんでした。

オダギリジョーさんの最初の憎たらしさと、
最後のギャップも良かったし、
柴咲コウさんの新しい面を観られたって感じも新鮮でした。
で、満島ひかりさん、上手いな〜!
言葉にまでならなくても、
その手前で、心が大きく動いてる感じが伝わってきて、
「こんなに上手い役者さんだったっけ?」と思いました。
けど、ワシを一番泣かしたのは、息子の良一くんでした。
もう、揺れる少年の心が、ビンビンに伝わって、
今、思い出しても泣いてまいそうです。
もちろん、演出の上手さもあるんでしょうが、
あの子役さんがおらんかったら、成立してない場面が、
いくつもあった気がしました。
顔を上げるだけで、小さな心に、
抱えきれないほどの葛藤が溢れてるのが伝わってきて、
涙腺が沸騰しそうになりました。
「そうか」そう自分を責めちゃうか!
思った時は、スクリーンに飛び込んで、
抱きしめて「そうじゃない!」と言ってあげたい気持ちになりました。
ストーリーとしては、少し理子の主役感が気になったとこもあったけど、
基本、すごく、ようできた脚本やなあ、と感心しました。
ワシの記憶力では、最初のシーン、途中で吹っ飛んでたんやけど、
最後のシーンで、なるほど!最初のシーン、そうやったな!上手いなあ!
と、ちょい感動しました。
「兄を持ち運べるサイズに」というタイトルも、
実際の骨壷ってだけやなくて、
今まで、良一くん以外の心の中では、
持ち運んでなかった他の家族も、
いつでも兄を、持ち運ぶようになることやったんや、
ずっと心の中に兄がいるようになったんや、思うと、
ものすごく、ええタイトルなんやなあ、思いました。
ええところも、悪いところも、みんな含めて、受け止める、
それが家族にしかできない、すごいことなんかもしれん、思いました。
配信始まったら、家で何度も止めながら観てみたい映画です。

