音楽はすごく良かったです。BBBムービー「星と月は天の穴」。
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吉行淳之介さん原作なのか、荒井晴彦さん演出なのか、
だったら音楽は下田逸郎さんなんやろな、
お!松井文ちゃんが歌ってるんや!
てことで、観てきました。

肉体的な欲求は強くあるものの、
コンプレックスもあって、
誰にも心を触られたくない精神的孤独を求める心ってのは、
すごく共感した。
けど、 今の時代に、この映画を作る意味ってあるんだろうか。
この時代だからかもしれないけど、
根っこには男尊女卑の精神がある気がして、
それをそのまま、今の時代に映画にすることの意味、
ワシらの世代がノスタルジーで観る以外の意味があるのかなー、
と思ってしまった。
あの異常なほどのタバコの本数も、
敢えて今の時代に逆行して、無頼を表現してるのかなあ。
そこで表現しなくても、、と思ってしまった。
原やんに言われて気づいたけど、
原作発表は1966年だけど、映画の設定は1969年の万博前夜、
まだギリギリ、アングラが生きてた時代、
そこに設定する意味は、なんとなくわかる気がする。
やはり、サブカル(当時の意味の)、無頼、アングラなど、
あの時代特有の雰囲気を描きたかったのだろうなあ。
これも原やんに教えてもらったんやけど、
女子大生役の女優さん、広田レオナさんの娘さんと知って、
「なんか徹底してるなあ」思った。
(お父さんは吹越満さん)
期待してた音楽は、すごく良かった。
あの頃のアングラ感を漂わせつつも、
ノスタルジーだけになってしまいかねない映画を、
現在に繋ぎ止めてるのは、音楽の力やなあ、思った。
松井文ちゃんのボーカルも、ちょっと不安定なボーカルは、
あの時代にすごくマッチする気がする。
コントラバスの深い音も良かったんやけど、
一番印象に残ったのは、クラリネット。
なんだか懐かしさすら感じる切なさで、
聴き惚れてしまった。
原やんがサントラ買ったらしいんで、
JOKEに聴きに行かねば、思ってる。
ひとつほんまに困ったのは、
吉行さんの原作を挟み込むのにええ方法やと思うけど、
あの小説のスーパーの書き文字の小ささ!
実際、客席見ても、ワシより年上の人、多かったし、
やはりメインの客層は、あの時代知ってる中高年層やと思うのに、
いじめとしか思えないですわ。
せめて読んでくれ!
途中から、読むの、完全に放棄いたしました。
なので、もひとつ、よくわかってないとこもあるかも、です。

