久しぶりに、こんな優しい映画を観ました。BBBムービー「レンタル・ファミリー」。
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実は、それほど期待せずに観に行った。
よくある異文化接触のカルチャーギャップで起こる摩擦を、
モチーフにしたコメディ映画だと思っていたのだ。

実際に観ると、ワシの予想は大きく覆された。
すごくええ方向に。
文化的に違ってる外国人の視線からだから見えてくる、
日本人のメンタリティや、愛情のあり方が、家族を中心に
コミカルなシーンも含みながら、丁寧に描かれていた。
テンポは外国映画のようにスピーディで、
ビジュアルも「外国人が撮った日本」のように、
少し、異質な深みのある質感があって、新鮮。
日本生まれで、映画監督としては海外で育ったHIKARIさんならではの、
映画作りがきちんと映画に反映されていた。
もちろん、さっき言った、外国人の視線を通しての日本人、
というのも、HIKARIさんだから、描けたことなのだろう。
余談だけど、映画を観た後、ニュース番組に出てる、
HIKARIさんを観た。
思った以上に明るく元気な関西のお姉ちゃんそのもので、
少しビックリした。
そして、そのエピソードを通じて、
最終的には、日本人・外国人、関係なく、
普遍的な人間と人間の愛を描いてるのだろう。
主役の西洋人が、日本の風景に、すごく溶け込んでいるのも、
この映画の狙いと、合致してると思う。
ワシの予想した異文化接触のカルチャーギャップを描くなら、
わざと溶け込まないように見せるはずやもんね。
けど、あの「ザ・ホエール」の主役やった、
大男、ブレンダン・フレイザーさんが、
日本の風景に溶け込んで見えるってのは、すごいなあ。
役者で印象に残ったのは主役を除くと、
やはり柄本明さん。
すごい存在感やったなあ。
ひとつひとつの演技、食い入るように観てしまった。
「レンタルファミリー」という仕組みで、
いろいろな家族を見せるのも、上手いなあ。
その複数の家族のエピソード通じて、
とても温かく優しい普遍的な世界が描かれてて、
本当に気持ちの休まる映画だった。
こんな優しい映画観たの、久しぶりだった。
ひとつだけ気になったのは、
「あの仕事に、違和感抱くのは、日本人分かってない外国人だからやないやろ!
ワシかてビックリしまんがな!」ってことやけど、
まあ、それは、置いときますわ。(だったら書くなよ!)
