今の時代にも731部隊が負の遺産を残してるとは。BBBムービー「医の倫理と戦争」。

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医療の最大の敵は、戦争やなあ、と思った。
医療でいくら、人の命を救っても、
一度、戦争が始まると、比べものにならないくらい、
多くの、健康な人々を死なせてしまう。

これは、きっとアフガニスタンで医療をやめて、
運河を作ることに命をかけた中村哲さんの考えにも繋がるのだろう。

戦争は、医療から資源を奪う。
これは今の日本にも当てはまると思うんやけど、
医療費や社会保障費が削られて、軍事費に回る。
その結果、医療が疎かになる。

今の人手不足の日本で、防衛に取られてる人材を、
医療に回すことができれば、どれほどの命が救えることだろう。
防衛に取られてる予算を医療に回すことができれば、
どれほどの人が諦めてしまってる医療を受けることができるだろう。

そして、この映画で初めて知った731部隊が、
今の日本に及ぼしている影響の大きさ。
戦争の反対語のような医療が、戦争の協力者として、
地獄を作ってしまった731部隊。
人を「丸太」と呼び、人体実験をしていたことは、
知識としては知っていたけど、
その犯罪ときちんと向き合うことなく、
有耶無耶にしてしまったことが、
今の時代にこれほど大きな影を落としているとは。

その結果、戦後の医療教育でも、タブー領域ができてしまい、
医療従事者で戦争反対を口にする人は、
驚くほど、少ないらしい。

やはり過去への反省なしに、次に進むことは、
未来に大きな傷をもたらすのかもしれない。

たくさんの人に観て欲しい映画やなあ。
特に医療従事者には、学校で必須映画にして欲しい。
けど、それができないんやろなあ。
そのことこそ、日本の医療が、過去の過ちに向き合ってこなかった、
大きな負の遺産なんやろう。

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