葛藤とぶつかり合いの末、生まれた歴史的名盤。BBBムービー「エリス&トム ―ボサノヴァ名盤誕生秘話―」。
公式サイト
これはすごい映像なんやろなあ。
ボサノバの伝説的名盤と言われる、
エリス・レジーナとアントニオ・カルロス・ジョビンの、
「Elis&Tom」の誕生秘話を貴重な映像や、インタビューで、
浮き彫りにしていく映画。

企画先行やったらしく、二人は最初は全く
お互いに好意を持ってない様子が、ありありと伝わる。
やり方も、音楽的嗜好も違うし、年齢も違う。
けど、時間を重ねるごとに、お互いが二人の凄さを認め合って、
何より、この2人(と当時のエリスの夫のアレンジャーで鍵盤奏者の
セザル・カマルゴ・マリアーノの3人)でしか、作れない、
すごいアルバムの姿が、見えてきたような気がした。
何よりも、音楽でお互いを尊敬し合う関係。
その先に見えてくる、自分でも作ったことのない、
自分の関わる素晴らしい音楽。
それが感じられてるのに、そっちに進むのを嫌がる音楽家はいないだろう。
映画から溢れでる音楽は、どれも宝石のように美しい。
本当に完璧な美しさ。
こういう美しさって、やっぱり何かのぶつかり合いの末、
生まれてくるもんなんやろなあ、と思った。
けど、アントニオ・カルロス・ジョビンのどこを、どう突いたら、
「トム」という呼び名が出てくるんっだろうか。

