タクシーの呪い。こんなことで呪える自分が一番呪わしい。
夜中、タクシーを待つ。
進行方向の側に交差点渡ったとこで待つ。
交差点の右から空車が来るかもしれんからだ。
タクシー待ち続けて30年のベスポジだ。
なかなか来ない。
10数分待つ。
やっと来た!
進行方向に向かってまっすぐから。
けど赤信号なので信号変わるのを、
待っていた。
ということは、ワシの真ん前、
道路を渡る信号は青である。
その信号を渡らない意味、
運ちゃんにも
伝わってたはずだ。
アイコンタクト、成立!
…と、その時、ふらふらと歩いて来た
明らかに酔っ払ってた姉ちゃんが、
ワシの横をすり抜け、信号を無視して横断歩道を渡り、
そのタクシーに手を上げた。
運ちゃんは扉を開けてしまった。
悲しいが、仕方なかろう。
信号が青に変わった瞬間、
そのタクシーの真後ろに、別の空車が!
ワシはすかさずそれに乗り込み、
「前の車を!」とは言わず、
自宅への道を告げた。
しかし、その前の車は、わりと、ワシの自宅近くまで、同じルートだったのだ。
ワシはその車が前を走る間中、
「このやろー!」の念を送り、
最後、道が分かれるときには、
「あなたに悪いこと、ありますように!」の念を送ったのであった。
言っておくが、運ちゃんには、
念は送ってない。
姉ちゃんにのみだ。
こんな、うす汚い気持ちを抱えながら、明日は、カニコーセンのライブ観に行く予定。
なんて、ちょうどいいのか!
あのふらふら姉ちゃんに少しだけ、
感謝。