南方熊楠の町、紀伊田辺。

紀伊田辺は、ワシの大尊敬する南方熊楠さんゆかりの地。
昨日昼間、熊楠さんが住んでた家と、
家に隣接する南方熊楠顕彰館を見学。
美しい瓦壁づたいに歩くと、
想像より随分モダンな南方熊楠顕彰館に着く。 
植物学にとどまらず、民俗学、宗教学にも及ぶ、
熊楠の膨大な研究成果を調査しつつ、
無料で一般公開してる、素晴らしい施設だ。
熊楠の業績は膨大過ぎて、
全部を追おうとすると、
脳みそがパンクするに決まってる。
ワシは熊楠の描くきのこの絵がことさら好きなので、
そこにフォーカスして見て歩く。
熊楠の粘菌手拭い、きのこ手拭い、
両方とも500円とはお買い得だ。
玄関口に貼ってあった老齢の熊楠の写真が、
どう見ても友達の中村さんで一人クスクス笑う。
Facebookも自動タグ付けしたので、
間違いなく似てるのだろう。

隣接する熊楠の住居もきれいに管理されていた。
実験林も兼ねていたという庭も、
なんの造作もないが観てて落ち着く。
ここに喫茶室でもあれば、
何時間でもおれるなあ。

しばらく休憩してから街道沿いに歩く。
熊野詣の人狙いか、古くからの宿屋など、
古体な建物も多く、なかなかええ町だ。
歩いて行くと突き当たりは世界遺産の闘鶏神社やった。
そうか田辺は、武蔵坊弁慶の故郷と言われる町でもあった。
アニメタッチの七五三立て看に
忍び笑いを漏らしつつ、
宿泊のホテルへ。

ホテルのウェルカムサービスは、
なぜかコンビニおにぎりとゆで卵。
おにぎりの具が梅干しなところが
ギリギリ和歌山らしさを保っていた。

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