訳わからんけど、惹きつけらる。BBBムービー「箱男」。
公式サイト
原作も厄介でしたが、この映画もめちゃくちゃ厄介でした。
けど、訳わからんまま、何か惹きつけられる引力がある映画でした。

覗いてるのは、自分なのか、相手なのか、
覗いてる自分の実体は、どこにあるのか、
現実と非現実、妄想と夢と事実が混在して、
今、映画を観てる自分自身の現在位置までが、曖昧になっていく感覚。
もしかしたら、箱男とは、
観客である自分なのかもしれない。
こんだけ感覚を揺さぶられる映画も、なかなか、ない気がします。
観てて、サイケデリックという言葉が頭に浮かびました。
安倍工房さんが、この原作を発表したのが、1973年。
この映画にも、その頃の気配が色濃く漂ってるんかもしれません。
訳わからんことは覚悟して観に行ったので、
そこは個人的なマイナスポイントにもなりませんでした。
却って「この訳わからんさ、期待通り!」と思ってしまいました。
一度、ストーリーを俯瞰した上で、もう一度観てみたい気もしますが、
もう一度観ても「やっぱり訳わからん」ゆーてしまいそうな気もします。
演技で言うと、永瀬正敏さんも、浅野忠信さんも良かったけど、
白本彩奈さんの箱男を操ってるのか、翻弄されてるのか、
わからないような演技が一番存在感、あった気がしました。
永瀬正敏さん、全然悪くないんやけど、
ロン毛でボサボサの姿が、途中からシバヤンに見えて仕方なくなり、
かなりノイズになりました。
しばやんめ!「似るな!!」。
あと、箱男同士の対決、真面目なシーンんなんやけど、
絵として滑稽過ぎて、
声を押し殺しながら笑いまくってしまいました。
映画監督の小原さんに、
「対決シーンは笑うとこ」言われて、ホッとしました。
(20250831記)

