HEAVENLY ARMS with bikke +伊藤せい子＠ムジカジャポニカ。
先週木曜は、久しぶりのヘブンリーアームズ、
ってだけでも、どうなるのか予想つかないのに、
スペシャルゲストがbikkeさんて。
ほんまどーなることやら。
もう考えてもしゃーないので、
ただ聴こえる音を楽しむだけ！と覚悟決めて、
頭、空っぽにして、ライブに臨む。
なんや？これ！どこまでも宇宙に広がって行くようであり、
自分の中に、どんどん深く狭く潜って行くようでもあり、
マクロにしてミクロ。
で、なんとなく余韻が茶道のように思えたり。
そう言えば、茶道も、外にも内にも限界超えて行くようなイメージあるもんなー。
なんでホーンの音聴こえてくるん？
思ったら加藤さんのギターなんや。
ほんま、頭空っぽにしてて良かった。
理解しようと解釈しながら聴いてたら、
脳みそがけつまずくとこやった。
一方、bikkeさんのギターはノイジーで攻撃的で、
パンクでカッコええ。
支えながらも暴れまくるリズムセクションも、とんでもない。
しばし、ひとつひとつの音に集中したり、
全部の音を聴こうとしてみたりして、遊ぶ。
あれ？なんだかメロディアスなギター聴こえてるぞ、
と思ったらbikkeさんのボーカル曲。
あの爆発するような演奏から、いつの間に？？
継ぎ目、全く気がつかず。
「なんや、この編成では、あり得ん切ない音するなー」と思ったら西村さん、
リコーダー吹いてはった。
ほんまに、どうなるか、予想つかん展開ですわ。
一転！メロディもリズムもあるんだかどーなんだかのインプロ、
なんだか楽しいぞ。
なんかリズム出て来た思ったら、
セラミックドッグか！思うくらいの、
前に前にの激しいリズムに、狂ったようなギター、ああたまらんー！
同じパターンで、グイグイ前行くリズムが、熱さを倍加する！！
うへえ！その上、シンバルの嵐！これも気持ちええー！
なんかほんま南方の天気みたいに何が来るか分からんわー。
おお！ゲーンズブールの曲のカバー！インストやけど。
「ガラスの墓標」て映画のテーマソングの「カンナビス」。
さすがゲーンズブールはん、やばいタイトルですな〜（笑）
演奏は、タイトで、やっぱりむちゃくちゃ、かっけー。
二部はbikkeさんのシンセソロから。
不思議なシンセの音色に、他の楽器が少しずつ加わって、
音楽になって行くのが楽しい。
生まれたばかりの音楽って感じか。
どこかで合図が出てるんやろうなー、
藤掛さんがリズムパターン変えて、
一瞬、音が少なくなって、
そこに、また音が積み重なって行く。
同じように激しくても、
さっきとは色の違うインプロになって行く。
加藤さんのギター、ほんま読めん！おもろい。
服とギターの境目も読めん！（笑）
bikkeさんのボーカル、ちょっとかわいくて、メロディアスやのに、
やっぱりどこかパンクなんは、さすがです。
お！ここで、せいちゃん登場！ラブジョイの「サイン」。
せいちゃんの下ハモリ、気持ちよし。
おー！せいちゃんメインボーカルで、
せいちゃんソロアルバムでbikkeさんごギター弾いてる曲！
激しいー！超爆音ノイジーギター！
一瞬ピタッと止まって、歌が湧いてきた。まさに湧いて来た感じ！
かっちょええ！パンクやのに、むっちゃプログレやん！
「ア・イ・ウ・エ・オ」、
最後に向けての高まりがやばいレベル、
こらもうバンドですやん！
しかもかなりすげえ、プログレバンド！
せいちゃん、スターリンやTHE ENDでミチロウさんとやってた
西村さんとこの曲できて嬉しいやろうなあ。
これが予定では、最後の曲やったらしく、
終わってワシがまだうおおおお！思ってるうちに「終わります」（笑）
て、ほんまワシの心の中で漫画みたいに「カックン！」て音、しましたわ。
それでは何で、ってことで、西村さんの、
ア・カペラ、というよりシャウトからの「ジャストライクアボーイ」。
こりゃまたパンクな！ちびる！！
観客、納まり効かず、
もう曲ないって、わかってるのに、アンコール、止まず。
bikkeさんがさっきの納得してなかったようで、ゲールズブール、アゲイン！（笑）
さっきのも、むちゃくちゃ良かったんで、得した気分！
やっぱかっこええ！
bikkeさん、満足気にステージ降りて、
ダブルアンコールに加わる（笑）
昨日の友は今日の敵状態やな。
ヘブンリーアームズで、ダブルアンコール。
インプロやな。めちゃくちゃ激しいー！けど短い！（笑）
ほんま、爆発現場にいたようなすごい風圧のライブでした。
またお待ちしてます！
おまけ。
ムジカの告知で西村さんの着てるシャツがワシとお揃いで、
ちょっと嬉しかったです。
