BIG3(近藤哲平、山田やーそ裕、ワタンベ)夢の競演 in 釜晴れ。
どこが、BIGなのか、ちょっとわからなかったけど、
昨日の釜晴れは、初顔合わせ(この三人では)のライブやった。
なんかめっちゃ楽しかったなあ。
微妙に仲の悪そうな距離感で、
ちょいオシャレな沖縄県庁職員みたいな、
かりゆしウェアトリオでしたわ。
始まってすぐ思ったのは、「ええ感じに力の抜き方、心得てる三人やなあ」てこと。
最初に目が奪われたのは、ワタンベ。
ブラシで始まったけど、バチに持ち替えたり、みたことないもんで叩いたり
カウベル、スネアの上に乗せて叩いたり、
流れを読みながら、いろんな技を繰り出してくる。
なおかつ、やんちゃで、どう転ぶかわからん感じもある。
口惜しいけど、見惚れてしもた。
演奏でも、MCでも、三人の合ってるんか合ってないんか分からん、
ちょいずれの阿吽の呼吸、おもろ過ぎ!
ショーロの曲、ええわあ。
思わず腰が浮いてまう。
けっこう複雑なリズムの音楽を泳ぐように楽しんでる三人。
ジルベルト・ジルより最先端のブラジル音楽らしいです(笑)
確かに、やーその七弦ギターは、その複雑なリズムを、いとも簡単に、
流れるみたいに、泳ぎまくるのでした。
客席には、里佳さんと一郎くんもいる。
この二人入れば、鍵盤とベースでフルバンドできるやん!
ワタンベの曲説明、なにゆーてるんか、全然わからん(笑)
どうやら、四日目バンドのために作った曲のよう。
こりゃまた不思議な曲。
of Tropiqueのエキゾチックファンクナンバー「24」、もかっこよかったなあ。
どこがエキゾチックで、どこがファンクなんかは分からんけど、
まあ、そんなん置いといて、気持ちええんやから、文句なし!
クラリネットやないとありえないようなメロディやのに、
クラリネットでは聴いたことのないメロディが、
ちょっと硬質な後味を残す。
ワタンベの叫びつつのドラムソロも、おもろい!
それはジョンソン語か?
二部はワタンベのドラムソロから。
やんちゃ過ぎ!いい!
本能のまま、って感じやなあ。
ヤーソさんのギター入ってきて、サッと空気変わり、
哲平くんの優しいクラリネットが乗っかる。
奥行きあるなあ!こんなんもできるんすか〜!
なんか二部は、一部よりは、柔らかい感じで、それがまたええ。
「マルディグラ・マンボー」、三人の音が、
それぞれクリアに聴こえて、
別々に聴いてもそれぞれに気持ちええし、
まとめて聴くと、また違った気持ち良さ。
四通りの聴き方できるやん!
リズムとか聴いてると「難曲なんやろなー」と思うんやけど、
三人が遊ぶように楽しくやってるんが、
音に表れてて、楽しくって仕方のない音楽が溢れ出す。
ええトリオやあ〜りませんか!!
ちょっと家でやらなあかんことあったんで、
打ち上げには参加せず帰ったのが、
もったいないなあ、思ってしまう、
楽しい夜でございました。