石川真生というすごい人のことを知れる人生で良かった。BBBムービー「オキナワより愛を込めて」。
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ここ数年、ずっと気になってたカメラマン、石川真生さんのドキュメンタリー映画。
いやあ、やっぱりすごい人やった。
イメージでは、もっと突っ張って生きてる人かと思ったら、
ごくごく自然に生きて、自分が正しいと思うことを、
素直に実行してる人やった。

話のトーンだけで言うと、喋り好きな親戚のおばちゃんや、
沖縄のお店のおばちゃんやスナックのおばちゃんの話を聴いてる感覚。
けど、その話が、いちいちすごい。面白い。
初めから終わりまで、ほぼ喋り続けてるのに、
全然退屈しない内容とトーク力に、ビックリする。
ほんまに人を分け隔てなく見て、
その人の本質を自然に写真に捉える人なんやろうと思う。
ある意味、こんなに真っ直ぐに人間が表れてる写真を、
真っ直ぐじゃない人が撮れるわけがないと思う。
必要以上に背伸びしたり、突っ張っててもあかんのやろう。
写真の中ではバーで働く女性たちも黒人米兵たちも、
その職業の顔ではなく、素の顔をしてるように思える。
それは撮る方が素の顔を見せてなければ、引き出せない顔なのだろう。
もちろん純粋無垢というわけではない。
女たちも米兵たちも、ワシが想像もできないような苦労を重ねているはずだ。
それはどこかに滲み出ているようにも思える。
しかし、その傷も含めて、彼女たちも彼らも、この上なく美しく見える。
たぶん、それらの傷もあるから、より美しいのだろう。
個人個人と相対する時、基地問題とかは関係ない。
ただきちんと人間として、ぶつかり合ってるかどうかだけが問題なのだろう。
沖縄に基地が必要かどうか、それはまた全然別の問題だ。
ただ、国の思惑とかとは別にして、
その結果、沖縄で懸命に生きていた人々が、
そのまま、写真に残されている、ということなのだろう。
言葉にできないから、石川さんは写真を撮るのだろうけど、
それを無理矢理、言葉にするとしたら「愛」しかない、
このタイトルは、そのことを語っているのだろう。
とてもいい時間を過ごさせて頂いた。
石川真生さんの映画は、これで終わりじゃない。
「劇場が終わるとき」という映画の公開が、先日沖縄で始まった。
この映画は、2022年に惜しまれつつ、72年の歴史を閉じた映画館、
首里劇場のその最後の日々を石川さんがフィルムに収める様子を
動画で撮ったドキュメンタリー映画。
まだ関西での公開は決まってないが、
全国で公開するためのクラウドファウンディングにワシも協力させて頂いた。
来年初春での東京ユーロスペースでの公開が決まったようなので、
きっと関西でも公開してもらえると思う。
先日、この映画を観たマルチーズロックのもりとから
「素晴らしいよ!素晴らしい映画だよ!」と興奮して電話があった。
こっちはまだ観られんのよ!じらすなよなあ!(笑)
ガチャピンさんが音楽監督して、
とんちピクルスさんも出演して、タテタカコさんの歌も
使われてるというこの映画、
観られる日が楽しみでならない。
今年、「劇場が終わるとき」関西でも上映されたので、
観てきました。
(20250924記)

