「おむすび」に罪はないけど。
あかん!ワシのトレードマークのような、
「おむすび」がタイトルなのに、
主役の女優さんの苗字が「橋本」なのに、
登場人物に漢字まで同じ「亮介」おるのに、
ワシにとって思い出多き糸島が舞台なのに、
ワシが福岡におった2004年という設定なのに、
うちから歩いていけるくらいのNHK大阪局で制作してるのに、
どうしても、来週からの朝ドラに思い入れが出来そうにない。
予告観てても「なんの意味があるねん」とか思ってしまう。
いや、すまん!
あなたたちが悪いわけではない!
ワシが「虎に翼」を好きすぎるだけだ。
ストーリーもすごく好きやったけど、
ひとつひとつのエピソードに、
今にもつながる意味を感じて、
今まで朝ドラに求めたことのない、
深い社会性を感じて、
そこから離れられなくなってるだけなのだろう。
最終回、本人が亡くなってるというのにも驚かされたし、
「いつだって私のような女はごまんいますよ、
ただ時代がそれを許さず、特別にしただけです」
このセリフにも背筋が伸びた。
きっと、ほんまに、そうなんだろう。
この脚本家の考えてることは、
なんとワシの考えてることのはるか先なのだろう。
まだ今は「さよなら またいつか」と心の中で歌うだけで、
感極まって、号泣しそうになる。
とは言っても、毎朝の習慣なので、
朝ドラは観るだろう。
トラツバは、特別すぎる朝ドラだった。
おむすびスタッフの皆さん、
どうか気にせず、ええドラマ作ってください!