レインボーヒル2024@緑地公園野外音楽堂。

昨日は、毎年9月最終日曜、恒例、レインボーヒル2024へ。
まだ体調に不安のあるワシは、雨だったら諦めてただろうし、
晴れすぎてても、また熱中症のトラウマで迷うところだったが、
ワシの気持ちを汲んでくれたかのような、暑すぎもしない曇天!
これは、行かねばなりますまい!

なんとなく勘が働いたのか、
「開始時間より早く行かねば」と思って、早めに家を出る。
例年はそう思ってても、30分くらい遅刻しちゃうのだが。

予定通り、開場少し前に到着。
オープニングは、恒例「みにまむす」!
みにまむすに間に合うと、やったー!な気分になるなあ。
この日はクズミさんが欠席だったので、代役はかんのとしこちゃん。
ニコニコかんちゃん、グッチさん、
一日、よろしくなー!!

おー!「ハンバートハンバート」の「佐藤良成」さんのサプライズ登場!
やったー!これか!「早よ行かな!」思ったのは。

この日は昼から大阪城野音でワンマンなんで、
出られへんのやろなー思ってたら、
先に寄ってくれはったらしい。
レインボーヒルに対する思いも、嬉しいわー。

お!これは映画「ぼくのおひさま」の主題歌!
映画も行かなきゃー!からの「イメージの木」って! 
もう愛が溢れとるー!
せい子にゃん、幸せもんやなあ。

「ははの気まぐれ」、午前中のまだ目覚め切ってない体に、
優しく馴染んでいく。助かりますわ〜〜。
と思ってたら、ラストの曲、けっこう激しくて、
ちょうど頭がシャッキリして来た。
起きました!
ありがとー!

ははの気まぐれメンバー、ほぼ残って「TOMOVSKY」さん。
ダルっとしたロック、ビジュアル含め、ちょい、どんと思い出すなあ。
さすが人気者!ステージ前はゴッタガエですわー。

安齋肇さんは「ANZAiFURUTA WITH TOMIO INOUE」という
ドラム、ギターのスリーピースで登場。
このまま、止まってまうんちゃうか、思うほどのだるーいロック(笑)
休日ですわー。
最後のバカボンのパパの出てくる曲は、ローザへのオマージュなんだろうか。
古田たかしさんは、佐野元春さんのリハ、断って、こっち来たらしい。すげえ!

お!「みにまむす」再登場!ああ!やっぱり楽しい!
音楽もグッチさんのMCも。
かんちゃんは今日はMCないなー。
ニコニコ役に徹してはる。
けど微妙に顔芸してはる(笑)

お、その後ろで準備してるんは「夕凪」や!
ミニマムズであったまった空気がそのまま夕凪に雪崩れ込み、
渦巻き始める。
ちゃんと空気の渦を作れるバンドは稀少だし、
間違いなくええバンドや。

その渦に巻かれて谷口踊り始める。
ワシは踊りたいというより、
揺られたい気持ちになっていた。
ちょうど涼しい風が吹いて来た。
きっと今、揺られるままに落ちれば最高なのだろう。
ワシにとって夕凪は、そんな居心地の良い音楽だ。
お!今日二回目の「イメージの木」!ああやっぱりこの曲、好きー!

ライブでは初めての「ヒックスヴィル」。
さすが、真城めぐみさん、木暮晋也さん、中森泰弘さんという
メジャーな大ベテランのトリオ!
むちゃくちゃ気持ちのええ、まさにホリデーミュージックやなあ!
軽やかでリズミカルな、ちょっとヒルビリーな。
歌も楽器も上手すぎて、限りなく上質。
ひとつひとつの音が、粒のように、
ステージからこぼれ出し、
開場中をひとつの色に染めていく。
音源で聴いた時とは、ずいぶん印象が違うんやなあ。
こんなバンドがあるんですなあ。

お!「べべチオ」の早瀬さんが、サプライズ出演!
相方の平良くんは芝生で寝転んでいる(笑)
今年はサプライズ、多いなあ。
暑すぎず、寒くもなく、風が吹いて、早瀬さん。
ほんまに、気持ちええ時間。

お!なぜか「UFO」が流れて来たと思ったら、
真城めぐみさんとうつみようこさんの「BABA」やった。
ばばあ、ではなくABBAからのネーミングらしいっす(笑)
てことで「ダンシングクィーン」。
歌が超絶上手いニ人が、この曲ハモると、
もう理屈抜きに気持ちええんよねー。
CDよりすごいかも(笑)
二曲だけ、あっという間の時間でしたが、
上手過ぎて、笑けてくるほどの、
ものすごく強烈な印象で、ございましたわ。

そして三度「みにまむす」!
今回、文句なしの最多出場。
毎回、楽しませてくれて、ありがとう!

そして、「デキシード・ザ・エモンズ」!
この三人で観るの、久しぶりや!
もうリハの時からドキドキするようなブルージーなロック。
「アベ・ジュリー」さん狂っとる!
やっぱかっけーなー!

けど、弦切って、思わぬハッチさんMCコーナー(笑)
水を得た魚!のように会場を笑いに包む。

再開。おお!ドイチローさんも暴れまくる!
ほんまカッコ良くて、おもろいバンドですわ。
ああ楽しい!
初期衝動そのままの、
ええ意味で永遠の中二病トリオ!

しかも激しくて、上手くて、大音量。
最高っす!

ハッチさんの、のけぞりドラム、かっけー!
背筋鍛えてるなー。
ハッチさんのドラム聴いてると、
スネアが元々太鼓なんやなーと思う。
ひとつひとつの音がきちんと鳴ってるからなんやろなー。

デキシー、ほんま音もええし、楽しいバンドですわー。
ハッチさんがMCでレインボーヒルの話すると、
すかさずギターでなんかフレーズ弾くアベ・ジュリーさん。
「それは、リッチー・ブラックモアのレインボー!」
と突っ込むハッチさん。
まさかのレインボーボケやったんや!
反射神経でボケるアベ・ジュリーさんも、
すぐわかるハッチさんもすごいわ。
さすが、長年の相方やなあ。
「何年組んでる思ってるねん!」て、
お笑いコンビやないけど。

そのハッチさんとの写真、じゅんこさんが撮ってくれはりましたよ!

この日着てたスーパー玉出のTシャツ、意外と評判よくて、
いろんな人にどこで買うたか、聞かれた。
橋の下では一人にしか聞かれなかったのに。

まあ、そんなことはどうでもええけど、
「LDK」、ほんますごいな。
ひとつ目の音がするだけで、「あ、LDKや!」思う。
もう世界が出来てる。
そして、二つ目の音、三つ目の音と、
どんどんその世界が深まっていく。
これって、ほんまにものすごいことやと思う。

友部さんがギター置いて、純子さんと歌う。
つまり楽器は船戸さんのウッドベースだけ。
なのに、しばらくそのことに気づかなかった。
だってすげえグルーヴある演奏やってんもん。
ほんま達人たちのやることって、恐ろしい!

ふと思いついて、芝生の上に寝転んでみた。
うおー!気持ち良すぎる!
贅沢やけど、落ちてしまえ!
しばらく本気で寝てしまう。
目が覚めたとき、まどろみの中から、
聴こえて来たのは「歌う人」。
なんちゅー幸せな時間やろ!
友部さんが、ギターのボロンという音だけで曲を締める。
その音にすげえ気持ちがこもってる。
ほんまに一音一音が、すごく雄弁なのだなあ。すごいなあ。

最後「ブルース」、歌いまくりましたよ!

歩いてるとアベ・ジュリーさんが声をかけてくれはった。
覚えてくれてはったんや!
なんかすげえ嬉しい。
しかも、前のライブ行った時の感想を喜んでくれはった。
ほんま、嬉しいです!
こんなとき、「書いてて良かった!」と本気で思います。
基本、自分のために書いてますが、
やっぱり褒められると嬉しいです!
皆さん、褒めちぎってください!
もう伸び代なさそうなので、
「褒めたら伸びるタイプ」では、ないかもですが。

そして、今年もレインボーヒルに、虹が出ましたよ。

そしてトリは「ちくちんどん楽団」!
嬉しー!

ちょうど日が暮れる頃に「夕暮れ時の寂しさに」とか、
なんかもう最高!
「あいや」「はっは」の沖縄風合いの手も含め、最高!

「やり忘れてた!」と言って演奏したのは「うどん数え歌」!
おりしも東京ではこの日、
東丸うどんスープのイベントやってたらしい。
このCMのディレクターで、あのイラストの原画作者の川島くんは、
東京のイベント、行ってたらしいが、
どっちにも居てたかったやろなあ。

ちくちんどん楽団って、ほんまに五つの楽器が、
全部ちゃんと欠かせない役割を持って、
存在感示しながら、ひとつの音楽を作ってるんよなー。
「ちょっと今ここだけの歌」聴いてる間に、
なんか五人が神々しく見えてしまった。

「セシウムと少女」も、聴きたかった曲!
大正琴がたまらんかったです!

中川樹海ちゃんの「いつでもどこでも」も大好き!
沖縄民謡と樹海ちゃんの正直な位置関係。
どれほど好きでも、うちナンチューではない。
だけど、そのことを自覚しながら、沖縄民謡と付き合って行く。
おこがましいかもしれんし、音楽の話ではないけど、
沖縄好きでたまらんけど、ウチナンチューにはなれないワシ、
なんかむちゃくちゃわかるんよねー。

「ノコリータ」から、ラストの曲は「ハートランド」って、幸せ過ぎるやろ!
ここに書かなかった曲も含め、全部がトリに持って来てもええような、
名曲でした。

あああ!終わっちゃう!
けど、アンコールは、わー!
知久さんが高校の時、音楽やり始めたきっかけが、
友部さんやったらしくて、LDKの三人を加えて!
曲は友部正人さんの「ぼくは君を探しに来たんだ」。
この曲を、友部さんが、知久さんが、純子さんが歌っている。
お!ハッチがバイオリン弾いてる。
かんちゃんも、グッチさんもステージにいる。
せいちゃんはせっせと、しゃぼん玉を振り撒いている。
この時間をせいちゃん達が創り出した。
こんな幸せなことってあるだろうか。
どんなことでもすぐ忘れてしまいやがるワシの海馬よ、
この記憶だけは消さないでおくれ!と切に願った。

最後はみんなで「ひとだま音頭」。
ああ!なんか納得!楽しい!
最後やと思って、ワシも踊りながら、エンディングを迎えました。

今年も素晴らしかったレインボー。
来年も9月最終日曜、28日に開催予定らしいです。

体調に不安のあったワシは、
幾多の誘いにも負けず、ノンアルで過ごしたのだが、
やはり一日外にいるのは疲れるようで、
緑地公園から梅田までの短い時間に落ちそうになりつつ、
なんとか堪えて、まっすぐ家に帰ったのであった。

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