時代劇ラブが、溢れかえってる!こんなん待ってた気がする。BBBムービー「侍タイムスリッパー」。
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行こうとする度に、席の混み具合で腰が引けて、
なかなか行けなかった「侍タイムスリッパー」ようやく観てきた。
おもろい!楽しい!!
もう全編に溢れる「時代劇ラブ」な空気がたまらん。
歴代の名作時代劇へのオマージュにも、
「時代劇ラブ」が溢れまくって、ジュルジュル音を立ててる。
いやあ、ワシ、こういう時代劇、待ってたんかもしれんなあ、
と観終わって、思った。

大体「新しい時代劇を創る?」ってなると、
舞台が昔だったり古い時代のできごとなのを、
新しく見せようとして、SFX多用する、とかの、
派手派手しいものしか、なかった気がする。
ワシ、そんなん観たくないんよなあ。
で、有名作家原作の時代小説の映画化は、
ワシも中には好きなんあるんやけど、
大抵は「こういうの、今の若い人には、どーなんやろ?」という
気持ちが否めなかった。
そこに、この「侍タイムスリッパー」。
時代劇の要素散りばめてあるけど、舞台は現代。
笑う場面、満載やけど、
日本の映画がようやる、役者の表情に頼った、
アドリブ的なドタバタお笑いではなく、
ちゃんと脚本段階で練り込まれたおもろさ。
ああ、ずっとシンプルに楽しかったなあ!
映画の半分くらいで「これでタイムスリップでおもろがれるところ、
全部やっちゃった気がするけど、後どうするの?」と思ってたら、
こんな展開になるとは!
よう考えてあるなあ。
昔、何度も行った、東映の太秦撮影所がバンバン出てくるのも、嬉しかったし、
何より、インディーズ系で、数館から始まった映画が、
こんなに広がっていくのって、
「カメラを止めるな」以来じゃないでしょうか。
ホームページの、リンクも、できてないすげー見にくい
「上映劇場情報」のコーナーが、
関係者も、この映画がこんなにヒットするとは思ってなかったことを
物語ってる気がする。

インディーズらしく、有名俳優が出てないのに、
こんだけヒットしてるってのも、嬉しい。
けど、「あれ?風見恭一郎さんの役の人、どこかで観た気がするな?」と思ったら、
つい先日、観たばかりの「最後の乗客」で主役やった「冨家ノリマサ」さんて役者さんなんやな。
インディーズ映画に出るってのは、やっぱり実力もあるし、
去年〜今年で、すごく運気が上がってる人でもあるんやろなあ。
「今日がその日ではない」は、名台詞!
すごくええシーンで、なんか泣きそうなタイミングで出てくるセリフなのに、
それをすぐ後で、笑えるシーンで使うセンスにも感服。
ラストカットは、ある程度予想してたとは言え、
やっぱりちゃんと笑わせてくれて、
「やった〜〜〜!」な気分。
って、ワシ、観終わる前から、この映画のファンになってたんやなあ。
ほんま、時代劇好きな人はもちろん、
そうでない人にも一度観て欲しい、
涙と笑いの混じった痛快ちょんまげ映画でございました。
全然、映画のトーンは違うけど、
ちょっと、この映画と共通する設定やな、
思いました。
(20241122記)

