ワシのすげえ苦手な夢ジャンキーの映画なんかな?BBBムービー「ノーヴィス」。
※ややネタバレ、あります。
関連サイト
ある意味、ワシとは真逆の人間を描いた映画かもしれん。
「なんだかサイコなスポコンかな」と、
思いながら観てたけど、
どうもスポーツ映画、というわけではなかったな。
いずれにしろ、主人公は1ミリも共感できないサイコなやつだし、
映画自体もサイコな感じが漂ってる。
絵も美しいし、音も音楽含め、クオリティ高いんやけど、
それが、どこに向かってるのかわからない。

ワシ、だいたい勝負とか、他人に勝つ、
とかにあまり興味がないんやろなあ。
この映画の主人公は、他人に勝つことで初めて
自分の存在意義を感じるみたいやけど、
勝負の相手とは言え、他人がおらんと存在意義が見えない自分なんて、
ほんまの自分ではないような気が、ワシはしてる。
だから、この映画の主人公のキャラクターが、
ずっと掴めなかった。
ちらっと出てくる過去の話で、
彼女が、大学入学以前も、他の分野で、
同じように、勝つことだけを目標にしてたことが語られる。
結局、この主人公は、本当の意味で、
自分と向き合ってはいないのかもしれない。
自分と向き合うことを怖がり、避けるため、
打ち込む何かを見つけ、
それに没頭してるように思える。
その人間としてのちぐはぐさが、
自傷行為に表れてるようにも感じた。
結構、コーチなど周りの人間は、彼女に優しいし、
パートナーの女性は、彼女自身が気づいてない彼女の本質に、
一番近いて、彼女を、永遠に続く勝負の螺旋階段から、
救おうとしてるようにも思える。
なのに、その声は彼女に一ミリも届かない。
自分で自分を追い込むことしか頭にない。
それでは、自傷行為から一生、逃げられんのではないかなあ。
映画の終わり、彼女は、あの雷で、果てしない勝負の螺旋階段から、
解放されたのだろうか。
あるいは、新たな目標に向かい、勝負を続けるのか。
新たな目標やと、これだけの体験して、
何も変化してないってことにならんかなー。
このクラブの中で、ライバルに勝った、というだけで満足するって、
志としても低すぎやしないか?
達成したら、また次の目標ってのは、
まさに、目標中毒やなあ。
そう言えば、昔「夢ジャンキー」って言葉作って、
「そうはなりたくない」と考えてたこと、思い出した。

