ロシア・コーカサスの荒涼とした大地を緊張感が覆う。BBBムービー「グレース」。
公式サイト
2023年、つまり紛争が始まってからの
ロシアの映画ってことで観に行ってみた。
紛争の話は絡んでないが、
ロシアの辺境の風景が、荒涼と寂しくて、
けどそれ以上に詩的で、
映画全体も文学的な味わいが深くて、
「さすが文豪の国やなあ」ということを思い出した。

父と娘のロードムービーと言うと、
今年観たユアン・マクレガーが実の娘と出演した
「ブリーディング・ラブ はじまりの旅」を思い出すが、
あれより、ずっと寡黙で、ある意味分かりにくいストーリーなのだが、
その分、余韻の味わいが深かった気がする。
父と娘、二人だけの世界、
ちょうど成長期にあって、父親のやる行動の意味もわかってくる娘、
押し殺されそうな緊張感が張り詰め、
何とも荒涼とした風景が、その緊張感をさらに研ぎ澄ます。
SEとも取れる音楽が、より一層、空気を閉ざしていく。
風景はどこまでも広がるような大きなものなのに、
ここまで窒息しそうになる緊張感ってなんなんやろ?
で、その緊張感が、この映画の文学的な味わいの正体かもしれんと思った。
おもろかったのは、男たちが、エロビデオを漁るシーンで、
「日本のはモザイクばかりでダメだ」とかゆーてたとこ。
よー知ってるなあ。
ロシアのコーカサスのこんな辺境にも、
日本のそういうのんが流通してるんやなあ。
この映画、高校生でも観られるみたいなんやけど、
外国映画だと性器は隠さんでも良くなったんやろか?
けっこうモロに、けっこう長い時間、
男性器が見えてたんですけど。
ロシアの皆さん、日本のエロビデオから
モザイク消える日も近いかもですよ!
そしたら、よろしくお願いします!

