ユアン・マクレガーが実の娘と父娘役を。BBBムービー「ブリーディング・ラブ はじまりの旅」。
だから、ワシは父と娘の話がなんとなく、好きだと言ったばかりである。
しかも、トレインスポッティング以来、ワシのヒーローである、
ユアン・マクレガーが、実の娘、クララ・マクレガーと出演する映画である。
物語とは言え、現実の父娘の関係とシンクロするところも、
多いにあるらしい映画である。
しかも、こっちは、またワシの好きなロードムービーだったりもする。
観ないわけがなかろうが!
うむ、これも「スクラッパー」以上に最低な父娘やな。
二人ともアル中で、娘は薬もやっちゃうしな。
たぶん、おとんも薬やってた感じもある。
離婚で、長年、会ってなかった父と娘の関係修復、
という点でも、スクラッパーと似ている気がする。
けど、スクラッパーより娘がでかいだけに、
関係は余計にややこしくて、とても関係が修復できそうには思えない。
だからこそ、この映画はロードムービーなのだろうと思う。
どうしても、二人で過ごす時間が長くなり、
本気でぶつかり合う時間も当然増える。
上手い作りやなあ。
最後が、少しあっさり片付きすぎな感じはあるし、
娘がでかいだけに、スクラッパーほど「愛おしい」という感じにはならんけど、
確実に、父娘の間に、旅の始まりにはなかった感情が生まれてることに、
かなりホッとする。
この二人も、スクラッパー同様、すごく似てる二人なんやろなあ。
娘が小さい時の回想映像がむちゃくちゃええなあ。
ユアン・マクレガーが、メイクではなく、ほんまに若く見えるんやけど、
これって、もしかしら、ほんまにマクレガー家のプライベート映像、
使ってるんちゃうやろか?
てことで、やっぱりこの二人も、ワシのお気に入りに仲間入りしたわけです。