この紛争の根深さと、解決するための唯一の方法の種が描かれている気がした。BBBムービー「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」。

公式サイト
観ながら、何度も自分に言い聞かせた。
「これは、あの10月7日、以前の話なのだ」。
ハマスの攻撃をきっかけに紛争が本格的になった、
あの日以前に、既に、これだけの理不尽な行いが、
イスラエル政府、公認のもとに、パレスチナ人に向けて行われていたのだ。
決して、ハマスの暴力を肯定するわけではないけど、
この惨状を観てると、きっかけはイスラエル側にある、
と思わずにはいられない。

西岸地区に閉じ込められて、どこにも行けない人が、
先祖代々、住んでた家までも破壊される。
破壊される。
生活の基本、井戸にはセメントが流し込まれる。
そして、その土地に、イスラエル人の入植者たちが、
きれいな家を建てる。
法律を背景に、パレスチナ人を、犯罪者扱いして、せせら笑う。
先祖代々住んでた土地に住もうとしているだけなのに。
軍に反抗すると、銃で脅される。
実際、発砲されて、傷つく人もいる。
イスラエル人は、彼らをどうしようというのだ。
西岸地区に閉じ込めて、どこにも行けないのに、家を奪う。
これは、直接的ではないかもしれないけど、
時間をかけたジェノサイドではないのだろうか。

軍事力であろうと、権力であろうと、
力に頼った一方的な現状変更は、国であろうと、軍であろうと、
支配民族であろうと、暴力でしかない。

他集団を力で抑えようとする限り、

危険は、回り回って、同胞にも襲いかかる。
イスラエル人の命を危険に晒しているのは、
遡れば、イスラエル人なのかもしれない。

そんな中で、唯一の希望にも思えるのが、
パレスチナ人バーセルと、イスラエル人ユヴァルの間に芽生える、
友情と、同じ目的を共有する同志的な感情だ。
所属する集団ではなく、一人一人で見ることの大切さを彼らは、きっと学んだ。
この彼らの気持ちを広げていくことでしか、
この紛争は解決しないのではないか、と思う。

この映画に関する記事を見つけた。
本当にうなづくことばかりだ。
ぜひ読んでほしい。

「拍手をするより、民族浄化を止めるべき」

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