なんだか最後はRPGのラスボスとの対戦みたいになってました。BBBムービー「聖なるイチジクの種」。

イランを舞台にした映画を二本観た。
これはその一本目。

※ちょいネタバレ含みます。

公式サイト
なんじゃ?こりゃ?

イラン政府の学生弾圧、警察の怖さ、世代間のギャップ、
暮らしは日本とそう変わらんのに、あちこちに残ってる因習、家父長制の厳しさ、
これは日本もだけど、SNSですぐに個人情報が知れ渡るとか、
イランの現代問題についての社会的なテーマの映画かと思って観てたら、
途中から、なんだか予想もしない方向に、
話の展開がヘアピンカーブして行く。
最後はなんかロールプレイングゲームのダンジョンみたいになって、
あの人がラスボスみたいになって、、と、もう意外すぎる展開。

普通に考えれば、根は正義感ある、
真面目で、真っ直ぐやった父が、、
という話かもしれんけど、
テーマのすり替えで、最初のテーマがお留守になる、
みたいな映画の構造自体も、最初に言ってた、
イチヂクの植生の話に繋がってる気がした。
まあ「この社会の異常さが人間の芯の部分を、変えてしまう」
という意味では社会派の映画ではあるんやろうけど。

イチヂクがいわゆる「絞め殺しの木」というイメージがなかったので、
調べてみたら、
内地のイチヂクは、そうではなさそうだが、
イチヂク属には、絞め殺しの木になる種類が、いくつかあって、
日本で有名な絞め殺しの木、
ガジュマルも、イチヂク属らしい。
へ〜〜!知らんかったですわ〜。

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