ええ意味で「やられた」感ありました。BBBムービー「ドマーニ」。
※ややネタバレ、含みます。
公式サイト
あまり予備知識なしで観に行ったのだが、
想像以上に面白かった。

第二次世界大戦後、すぐのイタリアが舞台なんやけど、
その頃のイタリアも、こんなに女性蔑視が激しかったんか。
DVやん!と思えるようなシーンもあるんやけど、
ミュージカル的な要素を入れて、
凄惨過ぎないようにしてるし、音楽もええ感じやし、
酷いことやってるのに、笑えるくらいユーモラスなシーンあって、
すごいセンスのええ映画やなあ、と思った。
あと、画面サイズが少しずつ広がっていくアイデアも、
映画の展開に沿ってて、上手くて、センスええなあ、と感心。
今現在の視点から、昔の女性蔑視の世の中を描く、という意味では、
朝ドラの「虎に翼」に通じるものも感じた。
本編観終わってから予告編観ると、
伊藤沙莉さんがナレーションやってて「なるほど!」と思った。
そういえば、虎に翼も、ミュージカル的な要素、取り込んでたな。
この映画が2023年公開なので、
もしかしたら、虎に翼も、この映画を参考にしてたのかもしれんな。
ストーリー展開も巧みで、
ワシも作者の思惑通りにミスリードされてて、
「それやっちゃうと、違うんちゃうやろか」とかハラハラしたけど、
最後のシーンで「やられた!」と思ってしまった。
自分の解放だけではなく、娘の開放だけでもなく、
女性全員の解放を、主人公は、目指してたんやなあ。
ええ意味で「裏切られた」と思う映画でした。
観終わった時、すげえ「スッキリ」した感じになれましたわ。
娘の結婚を阻止するシーン、「やり過ぎやん」とは思ったけど、
まあそこまでせんと、変えられないことなんかもな。

