初夏の京都2025②「竹邑庵太郎敦盛」〜「便利堂」。
京都迎賓館から向かったのは、
烏丸丸太町から北西に少し行った路地の奥、
「竹邑庵太郎敦盛(ちくゆうあんたろうのあつもり)」。
多分、もう数年前やったと思うんやけど、
テレビの番組で髙嶋政宏さんが、食べてて、
むちゃくちゃ美味そう!思って、
いつか行きたいと思ってたんやけど、
なかなか時間が合わずに来れてなかった店です。

来てみると、典型的な京都の路地の奥。
門構えは、立派ですが、思った以上にこじんまりしたお店でした。
お昼過ぎ、閉店直前だったので、
お客さん、ワシだけで、ゆっくり食事できました。

なんか人んちに来たみたいで落ち着きます。
冷たいのとあったかいのとあるみたいですが、
髙嶋さんが温かいのを食べたときの、
湯気がすごく印象的だったので、
暖かいのを頂きます。

お蕎麦が来るまでの時間にお出しの準備。
お椀からはみ出しそうな九条葱の下に鶏卵が隠れてます。
それをグッチョングッチョンに混ぜに混ぜて、
落ち着いたとこに、
熱いお出汁を注ぎ、また混ぜます。
かなりの分量。
そばの入る隙を残しておかんと。


せいろで蕎麦がやってきます。
年季の入ったせいろ!
なんか老舗っぽさ感じて、嬉しくなります。
開けると、思った以上に黒い蕎麦!
ワシは、更科系の白い蕎麦より、
こういうのが好きです。
たっぷりのお出汁なので、分量を調節して、と。
ああ美味い!
ある意味、素朴で、蕎麦本来の味って気がします。
けど、味にばらつきがなく、どこか洗練もされてる気もする。
箸休めに梅干し。
ああ、嬉しいわ〜。
これがワシの思う蕎麦の究極や!
しかもけっこうな分量。
食べても、食べても、まだある。
大盛りにしなくて良かった!
食ってる間、ビル・エヴァンスの
「サム・アザー・タイム」がかかってたのも、
時間の豊かさを、何割か増してくれてるみたいで、
気に入りました。
で、食い終わるって、
蕎麦湯をなんでたら、
ワシが食うのを見てたかのように、
「ワルツ・フォー・デビー」。
なによ!この極楽!!
絶対また来ることを誓います。
お店が空いてたので、ちょっと時間に余裕ができました。
「そうや、ここって、便利堂さん、近かったはず。」
ここも、何かのテレビで観た、
印刷の老舗です。
そのテレビで、もはや便利堂さんくらいでしかやってない、
コロタイプ印刷のこと知って、
オフセットとのあまりの違いに驚愕。
オフセットより、もっと古いらしいんですが。
進化って、よりクオリティ高い方に進むだけやないんすね。

着くと、建物からして、ええ感じ。

お!なんか展覧会やってる!
この写真は、棟方志功先生やないすか!無料やないすか!
そら入りますわ!
フランシス・ハールという方の写真展でしたが、
棟方志功さんはじめ、柳 宗悦さん、濱田庄司さん、
芹沢銈介さん、河井寛次郎さんなど、
ワシの憧れの民藝関係者のポートレイトが、並びます。
肖像写真としても、すげえええ感じ!
あ、他にも魯山人さんとか横山大観さんとか、
すごい人たちが、自然なお顔で撮られてました。
もちろん、印刷も上等!
係の方も、すごく気さくに分かりやすく説明してくださいます。
なんで、こんなええところ、知らんかったんやろ。



隣にはお店が。
便利堂さん、日本画系の印刷には絶大な信頼があるらしく、
狩野派や、琳派、浮世絵などから現代に至るまで、
いろんな美術展で、絵葉書などの印刷やってるらしいです。
なので、ワシにはすごい宝の山に見えてしまいます。
ほんま、絵葉書とか一言帳、使う機会、ほぼ、なくなったし、
もしかしたらその展覧会で買ってしまってるかもなんですが、
もう止まりません!

ああ、こんなに!
けど、思ったより安かったので、
好感度さらにアップ!

ワシの知り合いのデザイン関係者、是非是非一度、
コロタイプ印刷の素晴らしさ、実感してください!

