「京都の巨匠・木島櫻谷 画三昧の生涯」福田美術館&嵯峨嵐山文華館。

大山崎からJRで京都駅に出て、嵯峨野線で、嵐山に向かう。
この路線、ほぼ高架になってて、京都のいろんな風景、観られるのが好き。
けど、嵐山に着くと、平日なのに、けっこうな人でビックリした。
インバウンドさんは、あまり曜日、関係ないのかな。

できるだけ人通りを避けて、福田美術館を目指す。

初夏のええ天気。
新緑と空の青が、気持ちええ。

福田美術館に到着。

今開催中なのは、「京都の巨匠・木島櫻谷 画三昧の生涯」。
これ、嵯峨嵐山文華館と共同開催なので、
二館共通チケットだと、お安い。
もちろん、両方行ける時間、想定してきたので、
共通券、買いました。

実は5月中旬くらいまで、衣笠にある、
木島櫻谷さんの住んでた家も公開されてたので、
この展覧会と一緒に行くつもりだったんやけど、
その旧宅、土日しか公開してなくて、
なかなかスケジュールが調整できなかったのと、
それだと、結局、土日に嵐山にくることになるってのも、
気が進まなくて、ウジウジしてる間に、
旧宅公開、終わってしまったのでした。
秋にまた公開するみたいなんで、次こそは!
嵐山とセットにせずに!

福田美術館は基本写真OK。

ワシ木島櫻谷さん、動物の絵が好きなんで、
人物を、あまりちゃんと観たことがなかった気がする。
上の3枚の人物画のうち、下の本人画像は面白いな。
女性画は、先日上村松園さん観てきたばかりなので、
比べると、やはり男性が描いた女性画って気がする。

やhり動物画が面白い!

この展覧会、木島さんだけでなく、その周辺にいた人の作品も展示されてた。

洋画家、浅井忠さんの描いた水墨画は、
白黒やのに、日本画とは違う、
どことなく西洋画な感じがして、面白かった。

木島櫻谷さん、岸派とも近しかったらしい。
まあ、同時代の京都に住んでるとね。
で、岸駒さんの「草盧亖顧図」展示されてました。
いわゆる劉邦の「三顧の礼」ですね。
絵の下の方に人物いるんで、アップで撮ってみたんやけど、
てことは、頭下げてるのはたぶん、孔明の召使、
それに面してるのが劉邦、後ろで指さしてるのが髭あるんで関羽、
その隣におるんが張飛かな?
とか想像して観るのが、楽しかったですわ。

「嵐山清流」。右隻が岸竹堂さんで、左隻が櫻谷さん。
タッチ合わせてるんで、共作っぽいですが、
右隻の20年後に、櫻谷さんが左隻、描いたらしいです。
ほんまに上手い人やから、タッチ合わせるのも、
お手のものやったんかもですな。

これは櫻谷さんの弟、木島桃村さんの作品。
23歳で夭折されたらしいです。
毛のタッチが少し、森狙仙さんっぽい。

櫻谷さん、やっぱり動物画がええですわ。
動物が考えてることまで、なんかわかる気がします。
ライオンの絵、有名で代表作みたいに言われてるけど、
ワシは、悲しそうな馬と、白い花の取り合わせが好きやなあ、思いました。
櫻谷さん、岡崎の動物園に、よう写生に出かけてはったらしい。
そういう話聴くと、より一層親近感湧きますわ。

「残陽」。
下のぼかしかたは日本画っぽいんやけど、
枝の絡まり具合とかは、あまり日本画では観ない感じが。
上に貼った浅井忠さんの影響とかもあるんやろか。

これ、バカでかいんすよね〜〜!ど迫力!
上の絵を観ると、人物より、動物の方が、ええなあ、思います。
その辺、人嫌いで、当時は人里離れてた衣笠の、
広大な屋敷で、画業に専念したお人柄と関係してるんかもな、思いました。

あれ?気がついたら、2階の広い部屋にワシ一人!
さっきまで、嵐山の人混みに、イラッとしてたので、
この人の静まり返った空間が、すごく有り難かったです。

福田美術館から、嵯峨嵐山文華館へは、徒歩で5分と離れてません。
渡月橋やら、大堰川の堰の手前の池みたいになってるところを通ります。
ここまで来ると、それほど人いてないので、
ほんまええ感じで、嵐山観渡せます。

こちらでも「京都の巨匠・木島櫻谷 画三昧の生涯」開催中です。

ここにも、何度か来てるんで常設展の「小倉百人一首」は、
ザクっと観てまわりましょう。
百人一首と作者の人形のコーナー。

好きな歌に絞って撮ることにしました。

坊主率、高すぎないか?

これも比べるもんなくて、わかりにくいですが、
かなりでかい作品。
水墨画ですが、岩肌のリアルさは西洋画っぽいなあ。
真ん中、少し下ぐらいの尾根筋の草原みたいなとこに、
馬と人物、描いてるんですが、すげえ小さくて、
それが却って、この山のスケール感を感じさせました。

櫻谷さんを慕ってか、この頃、衣笠に住む画家が多くて、
芸術村みたいになってたそうです。
こちらでは、その方たちの作品がまとまって、展示されてました。

いずれも、日本画壇に名を残す有名画家。
こんな人たちが同じ町内に住んでたんか。
すげ〜〜!
福田平八郎さん、去年の展覧会、素晴らしかったです。

小野竹喬さんの絵、ワシ、もう少し淡い色彩のもんが好きなんですが、
なぜか撮影禁止になってるところが多いので、
「今回は撮れるんや!」と撮ってしまいました。
ほんで、小野竹喬さん、衣笠住んでたんやな。
せやから、去年の年末、立命館大学の国際平和ミュージアムで観た、
戦争で亡くなった、若い画家たちの作品の中に竹喬さんの息子、
小野春男さんの絵もあったんやな。

櫻谷さんの兎、動きがあってええです。

ここも、展示室、1階と2階に分かれてるんですが、
二階は靴を脱いで上がります。
で、靴入れた下駄箱を見ると、、。

ワシ一人か!やった〜〜!

ここ、二階からの眺め、最高なんすよ!!
これを独り占めか!贅沢すぎる!!

で、展示室は大広間なんす。
百畳は軽く、あるやろなあ。

福田美術館に続き、こちらでも、この広いスペースを独り占め!
気持ちよかったんやけど、ちょっと寂しい気も。
なんだか美術館や櫻谷さんが気の毒に。
すごくいいのになあ。
道ゆく人々を呼び込みしたい気分。
皆さん、ぜひお寛ぎのひとときを!
静かな嵐山が楽しめる、穴場スポットです!

展示も、すげえ贅沢な場所使い。

この布袋さんは、なんか親近感。

けど、やっぱり動物が好きやなあ。

この「月下竹林」は好きやなあ。
竹の繊細やけど、黒が濃くて、しっかりした表現がいい。

一度、ここで寝っ転がりながら観たいなあ、と思ってて、
この日、ワシしかおらんかったんでチャンスやったんですが、
観て回るうちに他のお客さん、来てまいました。
ああ!めちゃくちゃ残念!
入ってすぐにやっとけば良かった!
で、「まあここまでならええろ」と胡座で撮った写真が、
上の一枚です。
さすがに二館、続けて観ると、疲れましたが、
充実した時間でした。

この後、十三に行きたかったので、
帰りは、渡月橋渡って、阪急嵐山駅に向かいます。

いつかは行きたい嵐山吉兆。
誰か、連れてって!

最後は、渡月橋からの嵐山、小倉山、愛宕さん、押さえました、と。

嵐山の有名観光地は素通りでしたが、
木島櫻谷さんに絞り切った嵐山、堪能いたしました。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA