これは、新しい芸術体験だったのかもしれない。BBBムービー「画家 富山妙子と2本のドキュメンタリー映画『自由光州 ー1980年 5月ー』『はじけ鳳仙花 ーわが筑豊 わが朝鮮ー』」。
公式サイト
富山妙子さんという画家を全く知らなかったのだが、
光州事件に最近、興味が高まっているのと、
筑豊での朝鮮の人、というモチーフに興味が惹かれて、観に行ってみた。

打ちのめされてしまった。
まずは、その絵。
なに?この力強く、こっちに迫ってくるような力。
棟方志功のようであり、ピカソのゲルニカも思わせる。
こんなすごい絵を描く女性が、戦前から日本にいたのか。
そして、その主張。
これほど、明確に社会と交わろうとする画家は、
今までに観たことがない気がした。
そして、その主張は、ワシの思ってることと、
ことごとくリンクする。
と言うか、まだ言葉になってなかったものを、
形にしてくれたような気がした。
そして、高橋悠治さんの音楽も素晴らしいし、
それぞれを形にした、土本典昭さんと前田勝弘さんという、
二人の映画監督さんの力量もすごい。
ニュース映像と、富山さんの作品と、富山さん自身、
いろんなものが渾然一体となって、
社会と交わる新しい芸術を生み出しているように思えた。
「何もしないことは、加害者と同じ」と、
富山さんは、映画は、ワシに何かを突きつけてくる。
そのキッサキの鋭さに、怯えながら、尻を叩かれてるような、
勇気を鼓舞されてるような気持ちになった。

