「若きポーランド」@京都国立近代美術館。

行くつもりのなかった展覧会なのだが、
日曜美術館かなんかでやってて、
おかんが歌に詠んだポーランドのクラクフという町を中心とした
美術の動きだと知り、興味を持ち、
おかんに聞いたところ、ポーランドの京都みたいな。
古都で、文化の町だと聞いて、俄然行きたくなり、
京都国立近代美術館で今日まで開催の
若きポーランド-色彩と魂の詩うた 1890-1918」に、
金曜日、滑り込んだ。

ポーランドは1795年にロシア、プロイセン、オーストリアに分割占領されて、
1918年の第一次世界大戦の終結まで、
123年間、亡国の民として過ごさざるを得ない悲しい歴史があり、
その間、文学や音楽、絵画などの文化で、アイデンティティを保ったらしい。
その中心地がクラクフ。
ほんまポーランドの心の故郷なんやな。

19世紀後半、ヤン・マテイコから始まる、絵画の分野で、
ポーランド・アイデンティティを感じさせる動きは、
「若きポーランド」と呼ばれ、独立を回復して、
その必要がなくなるまで続いたらしい。

この展覧会は、その30年弱の「若きポーランド」を編年的に展示した展覧会でした。

入口。
一部が窓になってて、会場内が絵画みたいに見える構造、ちょいおもろかったです。

ロシア帝国に反抗した人たちを描いた連作の一部。

ヤン・マテイコ<スタンチク)草稿。

道化師スタンチクが貴族たちが自分を呼んで共演を楽し間に、
ポーランドの要塞がロシアに落とされて、がっくり来てるとこらしい。

気に入った絵、気になる絵で撮影OKのものを撮ってたんやけど(今回はほぼ撮影OKでした)、
なんかだんだん、日本臭がしてきた。
この時代といえば、印象派の時代と重なるから、
ポーランドでも、日本美術の影響があっても、不思議ではないか。

とか思ってたら、やはり日本美術の影響は、大きかったらしく、
並べて類似性を観せてくれるコーナーがあった。

とは言っても、ひとくちにまとめるのはできないんやろな。
この辺のスピード感とか色使いも面白かった。

この絵↓をテレビ放送で観て、「行こう!」と思った。
木立の向こうに建物って構図も浮世絵の影響なのか。

橋の向こうはユダヤ人居住地らしく、
広重などの浮世絵の影響とともに、社会性も感じさせる作品。

写真では分かりにくいけど、白い部分に人が横たわってる。
葬送のワンシーン。この絵、好きやなあ。

作家で美術評論家で、美術コレクターであったフェリクス・ヤシェンスキという人は、
自分で「マンガ」と名乗るほど、浮世絵を愛して、
彼のコレクションが、「若きポーランド」の画家たちを刺激したらしい。
その肖像画。

これなんて、洋画を学び始めた日本人の画家の作品と言われれば、まず信じてしまいそう。

ヴォイチェフ・ヴァイスのその名も「日本女性」。
う〜〜ん、着物だけど、体型的にも顔的にも、当時の日本人女性とは思えん。
まあ、直接、見たことはなかったんやろな。

これ、なんかめっちゃ現代的。
1970年代のパリとかロンドンみたい。

ポスターにもなってるオルガ・ボズナンスカ の「菊を抱く少女」。
強くて内省的な視線が印象的。

和傘!!
ほんまに日本文化、広まってたんやなあ。

何気なく、日本人形とか、置いてるし。

ここからは、工芸品コーナー。
「キリム」ってタイトルやったんやけど、敷物かな?
20世紀初頭らしいけど、今でも通用しそうなデザイン。

なんか観覚えある絵。
どこで観たか、思い出せなかった。

民族衣装を着る人。
このうつろにも思える表情が印象的やった。

家具もありました。

「胸部疾患療養所、所長K.ドゥウスキ博士(結核療養所)」というポスター。
建物を構えてる位置とかで、いろいろ分かりやすい!

一瞬、スーパーリアルの絵かと思った。

民族色、感じる絵。

最初に観た「スタンチク」、また出てきました。

若きポーランド、観終わりました。
この日、天気良くて、休憩室からは、
平安神宮の鳥居、黒谷さん、比叡山が、よう見えました。

コレクション展も観ておきましょう。

都路華香さんの「達磨図」。
むっちゃ、ピンクコーデ。

作者、忘れちゃったけど、色合い、構図、線、どれも結構好きやった。

梶原緋佐子さんの「唄へる女」。
おもろい表情!

「なんか観たことあるタッチやな」と思ったら、木島櫻谷さんでした。

八木一夫さんの「春の海」。

めっちゃ好き!
欲しい!!

ああ!ワシの思う富本憲吉さんって、こーゆーの!!

ここに来たら、必ず河井寛次郎さんには会っておきたい。

これ、かなりでかい。濱田庄司さんらしい!

うお!マティスのジャズ!!

デイヴィッド・ホックニーの「Kyoto 24 April 1993」。
へー!ホックニー、京都、テーマに作品作ってたんや!

以上、金曜午前中に行ったんですが、頭使いすぎたのか、腹が減って仕方なかったです。
「今度、ここくる時はあそこに飯食いに行こう」と思ってたとこに急ぎます。

その途中で、見た花。
京都住むんなら、この辺もええなあ。

で、昼飯。

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