カックラキンのナオコおばあちゃんを頭から消すのに苦労しました。BBBムービー「うぉっしゅ」。
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だめだ、どうしても研ナオコさんが、おばあちゃんやってると、
カックラキンのナオコおばあちゃんのコント思い出して、
そっちの気分で観てしまう。
マジな映画として観るののに、ワンクッション、いやツークッションくらいあってしまう。
かなり雑な設定とかが、気にはなったが、
こんなふうに明るく認知症、描くのもええなあ、とは思った。
重箱の隅っぽくなりますが、「雑やなあ」思ったところ、
箇条書きに残しておきます。
電車とバス、乗り継いで行かんとあかん、すげえ田舎の遠いところから、
夕方、都会に出てきて、夜のお仕事して、その後、同僚と外飲みして、
帰ったら、まだ家政婦さんいてて、家政婦さんと家飲み。
どんだけ長い夜やねん。
すげえ田舎の駅からさらにバスを乗り継いで行くところにある家やのに、
寝たきりのおばあちゃんを、車椅子で連れ出すところに、
あんな大きなショッピングモール、あるんや。
鉄道では不便やけど、たまたま、国道沿いかなんかのすぐ近くに、
家も、ショッピングモールもあったんか。
あと、こういう夜の仕事してる人が、家政婦さん週三くらいで来てもらってるって、
そんな時代になったのか。ワシが知らんだけなのか。
その家政婦さん、割り箸突っ込んだままのカップラーメン、
テーブルに、そのままにして帰るって、どこを掃除したのか。

すんません!気になったとこ、吐き出すだけ、吐き出しました。
そういうとこ除くと、一昔前までは、「家族に降りかかった不幸」
みたいにしか描かれなかった認知症を、
こんなにユーモラスに、さっぱりと、描ける時代になったんやなあ、と、
少し、嬉しくなりました。
おばあちゃんの介護をする昼間、風俗のお仕事をする夜、
どちらも「洗う」仕事で、違う目的ながら、同じ、真ん中の凹んだ椅子を使う、
などの共通点が、ユーモラスなムードをさらに醸し出してるな。
今は認知症で、ほぼ寝たきりのおばあちゃんにも、
ちゃんと若い頃があって、
自分と同じように、夢を持って生きてたり、挫折したり、、。
と、ちゃんとおばあちゃんを、一人の人間として描いてるところが、
一番好感が持てました。