前作より、さらに色が出てきたかも。BBBムービー「JUNK WORLD」。
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前作、「JUNK HEAD」が話題になって、
ハリウッドからも、オファーがあったらしいけど、
断って、また一人で作り上げた続編らしい。
前回同様、完成度の高さに、度肝を抜かれる。
前回以上に監督さんのキャラクターが滲み出てるような気がする。
ちょっとエロチックで、かなりユーモラスな色が、
前回以上に盛りだくさん!やと思った。
監督さん、大分の人らしく、九州弁やら日本語が混じったオリジナル言語、
その混じる日本語のチョイスが、
ほんまむっちゃおもろくて、ストーリーじゃないところで、
何度も笑わされた。

この世界観、何かを思い出すなあ、と思ってたら、
監督さんのインタビューで、キーファーの名前が出てきて、納得!
あの錆臭さの中の美しさ、みたいな感じは、
まさにキーファーやなあ。
物語の構成をパラレルワールド的にしてるのも、
手間暇や、予算のこと考えると、上手いなあ、と思った。
そのパラレルワールド含みのストーリーも、
よくできてるんやろうけど、
ワシ、少し頭、混戦してもうて、
何度か、迷子になってしまいました。
もう一度、観たら、一回目より楽しめそうな気がするなあ。
音楽も、なんかかっこいいんよな。
それも「映画音楽にしてはなかなかやるじゃん」てレベルじゃなく、
本気で、音楽として、追っかけたくなるレベルの高さ。
ちょっと、PAT LOL MANや、
アート・リンジーのセラミック・ドッグ、思い出した。
この映画、前作がヒットしたのに、
なぜか、上映館も少なく、
上映期間も短そうやったんやけど、
関西では、どの映画館でも上映期間延長してて、
静かなヒット、してるみたい。
もうワンチャン、観るチャンスありそうやな。