本当にドキュメンタリー映画?と思ってしまった。BBBムービー「ただ、愛を選ぶこと」。
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この映画がドキュメンタリー映画であることに驚愕する。
どうしたら、あんなに自然な表情を、引き出せるのだろう。
楽しい時はともかく、辛い時や、何かを決断する時、
人は、そこにカメラの存在を許せるものなのだろうか。
よほど、出演者とスタッフの間に信頼関係があるのだろう。
家族に近いような。
しかし、まっすぐ進まないストーリーが、
この映画が脚本のあるものではないことを教えてくれる。

世間と離れて、ほぼ家族だけで自給自足してた家族だけに、
そのうちの中心となる人の不在の影響は、大きいのだろう。
経済的にも、心情的にも、今まで通りには行かなくなる。
けど、紆余曲折ありながらも、
この家族は少しずつ、前に進む。
そのエネルギーが、ちょっと言うの恥ずかしいけど「愛」なのだろう。
お互いを思い合う「愛」。
そして何よりいなくなってしまった母親に向けられた、
家族全員の「愛」。
きっといなくなってしまっても、この家族を結びつけるのは、
お母さんへの愛なんだろう。
父親の違う姉と妹の、お互いを思い合う心が、
もう美しくて、切なくて、たまらなくなる。
愛くるしくてたまらない下の弟二人は、
まだ幼いので、お母さんの記憶は、
いつか薄れてしまうかもしれない。
それでもお父さんを通じて、お姉さんを通じて、
お母さんに「愛」を感じ続けるのであろう。
そうあって欲しいと思う。
昔のように、自給自足で一緒に住めることは、
この家族には、もう来ないのだろう。
これからも、いろんな困難が待ち受けてるかもしれない。
だけど、この家族は、きっと、家族であり続けるだろう。
本当に、そうあって欲しいと思う。

