「カタメ コイメ オオメ」夢野カブ、良元優作、山田晃士@ZAC BARAN。
先週木曜は、京都岡崎のZAC BARANに。
実は、このお店、創業50年ほどで、ワシが学生で、
近くに住んでた頃、来たことがあるはずだった店。
その頃、カブさんも京都に住んでたらしく、
もしかしたら、この辺ですれ違ってたかもしれん。
そう思うと、是非、このお店に行きたくなって、
前の日、同じメンバーでムジカでやってたんやけど、
我慢して、行かなかったのだった。
ワシの場合、同じメンバーで前の日に聴いてると、
行く気が、萎えてしまう可能性があるからな。
なんて、自分の弱さを知ってるのだろう。

そういう事情なので、
ちょっと早めに行って、付近をうろつこうと思ってたんやけど、
四条京阪でバス待ってたら、なかなか来ない。
かなり待ってから、市バスの職員さんみたいな人に声かけられる。
「もしかしたら、バスをお待ちですか?
今日は祇園祭で、この路線は、全部運休なんです。」
ああ!そうか〜〜〜!「後の祭り」ができたんだった〜〜!
油断してた〜〜。
この日は、天神祭の宵宮でもあり、
うちの家近辺、えらいことになるので、
避難する意図もあったのだが、
どうしても、祭りから逃れられない日であった。
京阪に乗り直し、神宮丸田町から歩く。

予定よりは、だいぶ遅れたが、まだ開演までは、少し時間がある。
けど、もう外を歩く気力がない。
大人しくライブ始まりを待つ。

ふといつ以来か、考えてみても、やはり学生時代から来てない。
てことは、40年ぶりか。
ひー!ワシ、40年前から酒飲んでたんか。
いや、飲まれてたんか。
考えたら、すげえ年月やな。
このお店、確か、那覇の寿来のゴーさんが、
大昔、バイトしてたって、ゆーてたよなあ。
クロちゃん、ここのすぐ近所の出身で、
すぐ近所の錦林小学校、出身ゆーてたしなあ。
いろいろ繋がりますわ。
カブさんからオンタイムで始まる。
ブライアン・ウィルソンに捧げる歌「キス」から。
この歌、ブライアン・ウィルソンの言葉から生まれた歌らしい。

学生時代にカブさんと会ってたかもしれん風媒館(現みみお)の
すぐ近くで、カブさんを聴いてる。
なんか感慨深いわー。
カブさん木屋町の「治外法権」でバイトしてたそーや。
ああ!ワシ、そこも行ったことある!ブルーノートの奥の!
爆音で死にそうになったけど。
あれ?懐かしい場所で、昔を懐かしみながら、
カブさんの歌聴いてたら、
思い出したことのない思い出が、浮かんできたぞ。
ワシ、このすぐ近所の熊野神社の交差点で、
酔っ払ってチャリンコで右折しようとして、
市バスに轢かれかけたことあったんやった。
学生の頃。
そんなことも苦笑交じりに思い出せる。
こんな音楽も聴ける。あの時、轢かれんで良かったわー。
ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」は、めっちゃ長編大作!
アレンジが独特で、どの歌か、最初はわからんかったけど、
わからんまま、ずっと続くリフが気持ちよくて、
だんだん、夢の中に入っていくような気分になってきた。
そこで「ああ、この中毒性、悪魔を憐れむ歌やな」と気がついた。
そのまま「メシ食わせろ」って、
カブさん、攻めるなあ!
ラストは「ロックンロール」。
ああこの歌も若かった頃を思い出す!
なんかねー。若い頃知らんかった曲やのに。
あの「ワシはロックンロールに愛されてるはず」って、
根拠のない思い込みが、この曲で掘り起こされるのかもしれん。
優作くんは「月と金星」から。
なんかそんな気がしてたんよ。
ワシの思い出の土地で、優作くんがやるんなら、一曲目はこの曲。
この曲がいい、ではなく、きっと、この曲やろな、と、
そんな気がしてたんよね。優作くんにお願いしたわけでもないのに。
きっと、さっきの根拠のない自信が引きづってるんやろな。
「ハーメルンの笛」に、「バクラッシュブルース」、
ええ流れやなあ。
このバクラッシュブルースの元の英語と日本語の溶け具合がすごい。
あれ?いつのまに日本語に変わったん?思うくらい、
自然に、知らん間に、日本語に移行してた。

「負けへんで」、優作くんから客への逆アンコールがダブル!(笑)
これは、ワシ、初めてかも。
なんかこの日は、声もギターも、
ツヤツヤしててえー感じがした。
ZAC BARANとの相性ええんかな?

「まあいいやで日が暮れて」からの、
ラストソングは「エイントガットノー」。
この曲がトリかー。ええやん。
で、この曲、聴くたびにすごくなっていく。
鬼気迫るような激しさやった。
ええやん、ええやん!
あ、「風つら」やらんかったなあ。
この暑い日に、ちょっと聴きたかったかな。
トリは、ワシ的には久しぶりの山田晃士さん。
ああ!これこれ!ガレージシャンソン!
三拍子のミュゼットを朗々と。
セリフに、ギターの伴奏付けるのが、
なんかジャズっぽくてカッコよし。
へー!これって、ゲーンズブールの流れの歌らしい。

おもろいわ〜。
さすがエンターテナー!
客をうまくのせるし、
音楽だけやなく、MCでも笑わせてくれる。
「ゲーンズブールは、フランスの勝新(笑)」
なんとなくわかる気がする。
なんか急に納豆が食べたくなってきたのは、気のせいか?(笑)
この声の粘り具合の影響か?
ああ、前も思ったけど、晃士さん、
だんだんJOKEの原やんに見えてくる!
おもろいこと言わはったわけでもないのに、
笑いそうになって、口押さえる。
アンコールはなんと3人で!
この3人の対バンも初めてなので、
もちろん、共演も初めて。
これは貴重!
しかし、3人共通の音楽ジャンル皆無らしい(笑)
前日のお客さんが漏らしたひとことが、
この日に繋がって、曲は、「愛の讃歌」に決定!
どなたが存じ上げませんが、ムジカのお客さん、
ありがとうございました!
カブさんのシャンソン、むっちゃおもろうございました!



終わってゆっくりしたかったんやけど、
京阪の京都から大阪方面の最終は、
コロナ以降、ますます早くなってる。
飲んで盛り上がると、乗り遅れてしまう可能性大。
そそくさとバス停を目指す。
もちろん、始発から座って帰るため、出町柳に向かう。
あ!そう言えば、バス、もう復旧してるんやろか?
バス停に向かう信号で待ってると、その間に出町柳に向かう、
バスが3台くらい行き過ぎる。
バンバン通ってるやん!
けど、いざワシが待ち始めると、全然来ん。
10分、20分、、来た!思ったら、また3台連なって。
どうなってるねん!なんや腹立つ!
京阪特急が、すぐに発車してくれたから、
少し、溜飲下がる。
大阪戻ると、まだ天神祭の残り香が、ぷんぷん漂っておりました。

