友部正人とムジカの正念場2025。

土曜日は、友部正人さんのライブやったんやけど、
いろいろ溜まった用事やってたら、時間忘れてて、
ちょっと遅れてしもた。
慌てて駆け込むと、まさに友部さんが歌い始めるところ。
一曲目やったらしい。良かった〜〜!
しかも聴きたかった「銀座線を探して」からや。
ほんまに良かった!
落ち着いて、周りを見渡すと、ほんまに満員のお客さんです。

友部さんの音楽は、ワシに、
決して他の人では得られない安らぎを、運んでくる。
初めて聴く曲でも、どこか故郷に帰ってきたような安心感を感じる。

友部さん聴いてると、コードが変わるってことが、
こんなにドラマチックで、気持ちのいいことなんや、
ということを思い出す。
こんなにシンプルなコードチェンジが、
こんなに美しく、快感に繋がるとは。

あ!友部さんのMCで紹介されて気づいたけど、
客席に映画監督の牧田敬祐さんいてはるんや。
「OKAは手ぶらでやってくる」で、
友部さんの音楽流れてたもんな。

曲は、その映画で流れた「はじめ僕は一人だった」。
映画観てる時、曲と映画の合い方が驚くほどで、
「この映画のための曲?」って思ってしまった。
もっと昔から知ってる曲だったんやけど。

「6月の雨の夜、チルチルミチルは」は大好きな曲。
メロディだけでも、歌詞だけでも、
涙が出ると思う。

「空の下の海」は、MCで言ってはったけど、
沖縄の久高島で、一人で海を見てた時にできた歌。
知らんかったわ〜〜。
まだ行けてない久高島。
この曲聴いて、さらに行きたくなった。

ふと思い出されて、トランペットのマウスピースかなんかで、
開演の挨拶。
もーだいぶ経ってますけど(笑)
まあワシ的にはほんまに開演前にやってはったら、
聴けてないとこやったんで、忘れてはったことに感謝。

この日はムジカの19周年記念ライブだったので、
せいちゃんにお祝いソング、「なんでも好きな曲を」
せいちゃん、秒で「一本道」!。
せいちゃんが友部さんにゾッコンになった曲らしい。

一瞬の無音。
自分が唾を飲み込む音が、耳からではなく、骨から響いた。
そういう緊張感のある名演だったのだろう。

二部はちゃんと開演前にマウスピースの雄叫び(笑)
友部さんは共作も多い。
同世代の人とだけでなく、
若くてもホンモノの歌を作ってる人たちとの共作。
素晴らしい。
おおはたゆうじさんとの共作「小鳥谷(こずや)」も名曲やなあ。

曲名を失念してしまったが、
友部さんが京都を歌ってる曲。
すごく京都のことを、わかってる歌詞やなあと思う。
何度もなるほどなー、思いながら聴く。

「ブルース」は、観客も大合唱。
そーか、こーゆーのが、一体感なんか。
ちょっとわかった気がする。
友部さん、「やっとみんなで歌える曲ができました」(笑)

もう一曲、これも「OKA」で使ってた曲を。
「僕は君を探しに来たんだ」。
すごくドラマチックな曲で、
映画を食っちゃうくらいの存在感があるのに、
なんか映画に馴染んでて、
すげー涙出そうになったんよなー。

力の入った名演!
ほんまこれだけで映画になりそうな名曲やなあ。
すごい!
ラストソングでもないのに、アンコールかと思うような、
一際の拍手!

珠玉の終盤、もうどの曲聴いても、
メロディも歌詞も演奏も、
その曲を作ろうとした気持ち.、
今歌おうとしてる気持ちさえ、
美しく思えてくる。

「歌の波紋を眺める」、
なんか、その気持ち、ワシ、知ってる!思った。

アンコールまで、ピッチリ気持ちの入った素晴らしいライブでした。
ラストの曲は、「ポテトサラダを食べに来ませんか」。
そう言えば、友部さん、ポテサラパーティーとか、
やるって言ってはったよな〜〜。
一度、行ってみたいなあ。

牧田監督ともお話できたし、
観客で来てはった豊田道倫さんとも、お話できた。
ほんま、一点の曇りもない、素晴らしい夜やった。

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友部正人とムジカの正念場2025。” に対して2件のコメントがあります。

  1. tomato fripp より:

    私も友部さんのファンです、あのしわがれた声を振り絞るようにして歌われる姿に惹きつけられます「一本道」など何度聞いても素晴らしいと思います。

    1. hashimoto より:

      コメント、ありがとうございます。

      あの声、素晴らしいですよね!
      何度聴いても、初めて聴いた時と同じように、
      心が震えます。

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