確かに、ひどい後味。なのに嫌いじゃない映画。BBBムービー「MELT メルト」。
公式サイト
予告編観て「ワシの好きなザラつき感のある映像やなあ」思ったんと、
「ほんまに、そんなに後味悪いのか?」と気になったんで観に行った。

いやあ、ほんまに後味悪かったわ〜〜。
けど、なんか嫌いにはなれない不思議な後味でもありました。
少年と少女の思春期のちょっとした興味と不安定な気持ちとが、
取り返しのつかない傷を生んでしまう。
加害者側には、少しやましい思い出、くらいのことかもしれんけど、
被害者側には、決定的なトラウマになりうる。
「もしかしたら、ワシも、そんなふうに誰かを傷つけてしまってたかも」と
思わざるを得ない映画でもありました。
やや「雑いなあ」と思うところがなかったわけでもないけど、
真っ直ぐ、ひとつの方向に進んでいく、
混じり気のない映画やなあ、思いました。
めちゃくちゃ暗いし、ずっと暗いままなんやけどね。
ひとつ、一番気になったのは、
「このままで終わってええのかなあ」ということ。
何かしら、救いみたいなものがなければ、
同じような思いをしてる人たちの救いにはならないのではないか、
ということは感じた。
せっかく取り上げにくいテーマを扱った映画なので、
何かしら、同じようなトラウマを抱える人の、
救いになってあげてほしかった。
少女の性被害描写などもあるので、
その辺り、含みおいた上で、注意してご覧くださいね。

