熱狂優先時代

政治が安く、薄くなったなあ、と感じる昨今。

那覇市議会での某議員の「この人、憲法知ってるのかな?」と思う発言や、
奈良市議会での、内容より恫喝的大声で、
目立つことを目的としたかのように思える発言を見てると、
本当に、安っぽくて、薄っぺらくて、ガッカリする。

けど、こういう人たちが議会で発言するためには、
一定の人数の支持が必要なわけで、
それこそが、本当に嘆かわしいことなのかもしれない。

この人たちがなんで、そんなふうになっちゃったのかを考えてみたら、
けっこう、昔から、こういう人たちはいてた気がしてきた。

政治すら、内容より「いかに熱くなれるか」みたいな熱狂を、
重視する人たち。
言ってみれば、右脳が動いた初期衝動そのまま行動しちゃう人たち。
ワシも、初期衝動を大事にしたいと思ってはいるが、
それを行動に移すには、ちゃんと左脳で、
その衝動を分析して、自分なりの理屈や納得点を、
探さんとあかんと思っている。
特に、自分の将来だけでなく、
他人の未来も左右しかねない政治の分野においては。

そう考えると、長年、思ってた疑問が、
少し分かったような気がした。

学生運動が華やかなりし頃、先頭に立ってた世代が、
最近、ネトウヨ化してるという話、よく聞くことがあって、
以前は「その頃、運動に参加せず、運動に対して、否定的だった人たちが、
今になって、その頃の鬱憤を晴らすように活動してるのかな」と、
思ってたんやけど、
実は、ある程度の割合で、学生運動に参加してた人たちが、
ネトウヨ化してるんではないか、と思えてきたのだ。

学生運動の頃も、本気でその思想を、
自分のお腹に落として考えてたのではなく、
熱に浮かされるように、盛り上がってるところに吸い寄せられた人たち。
軽く薄い気持ちでの行動は、時間が経って、熱が冷めると、
簡単に剥がれて、また違う熱に浮かされる。
その新しい熱と、前の熱との方向が、
まったく逆でも、気にしない。
その時の衝動が、そちらに向けば、そっちに進む。

って、感じで、SNSで引き寄せられた方向で、
今、熱くなってるのかもしてんな、と思った。

それは、右翼も左翼も関係ないのだろう。
左翼でも、何かの熱に浮かされたように、
過激化してる人を見かけたりもする。

そして、それは団塊の世代にも限らない。
今、熱心にオレンジの党に肩入れしてる人たちも、
いろんな党をさまよい歩いてる人たちが多いと聞く。
その時その時、一番、衝動に駆られる党に引き寄せられているのだろう。
それに宗教的な熱狂と盲信が、混じって過激化してるのが、
今の現象なのかもしれない。

今までは政治以外のことに熱狂して、
選挙に行ってなかった人たちが、
SNSで盛り上がってるから、と、政治に熱狂を求めたという
状況もあるのかもしれない。

いずれにしろ、薄っぺらくて、安っぽいことは変わりない。
選挙に行かなかった人が、行くようになることは、
悪いことではないと思うけど、
どうか、ただの熱狂の対象ではなく、
自分自身や、他の人や、次の世代のことも、
左右することなのやという自覚を持った上で、
お腹にまで落として、自分の思想を固めてほしい。

まだ全然、まとまった意見ではないけど、
とりあえず、今、考えてることをまとめておきました。

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