最後のコンサートの鬼気迫る姿が忘れられない。BBBムービー「ミシェル・ルグラン 世界を変えた映画音楽家」。
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個人的にはちょっと華やか過ぎて、ロマンチック過ぎて、
気後れしちゃって、あまり好きな作曲家ではないのだが、
映画史、音楽史に輝かしい業績を残す作曲家の、
ドキュメタリー映画なので観に行った。

父親も作曲家で母親も音楽出版業、姉も歌手という音楽一家で育ち、
父への憎悪とも言える感情を持ち、
クラシックの高等教育を受け、ジャズに感化されて、
ジャズピアニストとして、音楽を極める。
音楽エリートやけど、父への憎悪も含め、
あらゆる事柄が、映画音楽の作曲家として、
欠かせない要素になってる気がした。
ジャック・ブレルやセルジュ・ゲーンズブールとも、
親交があったのか。
ワシの好きな人たちが、思いがけない文脈で出てきて、
ちょっと嬉しかった。
ものすごくめんどくさくて、付き合いづらそうな方だけど、
最後のコンサートは、ほんまに凄かった。
亡くなる二ヶ月前、フルオーケストラの指揮や共演、
フラフラになって、いろいろ助けてもらいながら、
要所要所は、自分でやり遂げる。
最後、指揮棒投げた時の、本気のやり切った感。
自分の死期を知ってたかのような最後の気合い。
人はあれほど、見事に自分を締めくくれるものだろうか。
数々のアカデミー賞やグラミー賞は置いといても、
その一点だけでも、賞賛に値する人やったんやなあ、と思った。

