アハーンを好きにならずにはいられない。BBBムービー「アハーン」。

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歌わない、踊らない、戦わない、埃っぽくない、
ワシがインド映画に抱いてる要素がひとつもない。
もし出演者が欧米系の人なら、
ほんまそっち系の映画に見えてしまうくらい、
絵的にも、テーマ的にも、インドらしくない映画でした。
唯一インドらしいと言えば、
ストーリーがすごく分かりやすいことか。
うむうむ、なかなか好きな映画でしたー。

主人公のアハーンが、とにかく魅力的。
もう一人の主人公オジーを始め、会う人会う人、
彼に惹かれてしまう。
もちろん、観客としてスクリーンを観てるワシも、
アハーンが大好きになった。
予告編でもある「生まれ変わったら何になりたい?」
(ちょっと考えて)「アハーン」というシーンで、
なんか、反射的に笑って、その後、ドドッと涙が出てしまった。
障害も含め、これほどの自己肯定。
そんなこと、思えたことが一度もないワシには、
羨ましくて、たまらない言葉だった。

安っぽい知識とかを超えて、
アハーンは、とても知的で、
人間にとって大切なものを持ってる人なのだと思う。

潔癖症で、ややもすれば、インド的家父長制の権化になりそうなオジーが、
自分にないものをたくさん持ってるアハーンに気付けたのは、
本当にオジーにとって、幸運なことだったんだろう。
一歩間違って、アハーンを差別する側になってしまったとしたら、
オジーに、あんな幸せな時間は、
一生に一度も訪れなかったのかもしれない。

ワシは生まれ変わったら、
「生まれ変わったら何になりたい?」と聞かれて、
「自分」と答えられる人間になりたいなあ、と思った。
今生でも、できる限りの努力はしてみるけど。

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