戦後80年の節目に、石破茂さんが首相だったことの意義。

てんてこ舞いの猿芝居のような政局に紛れて、
あまり報道されなかったようだけど、
10月10日夕方、石破首相が「戦後80年に寄せて」という所感を発表された。

〈全文〉石破茂首相が所感「戦後80年に寄せて」表明 「過去を直視する勇気と誠実さを持ったリベラリズムが大切」

長い文章だけど、その長い文章を、ちゃんと自分の言葉で語っているところに、
この方の見識と、並々ならぬ思いが溢れてる気がする。

ただ、戦争のことを語るのではなく、
明治以降のこの国の軍事を見渡して、
なぜ、負けるとわかっていながら、
戦争に突き進んでしまったのか、
その時の体制はどうだったのか、
マスコミの姿勢が、どう影響したのか、
広く俯瞰するように、見ていらっしゃる。

これほど、わかりやすく、戦前から戦争へ至る道を、
解き明かしてくれる文章には、お目にかかったことがない気がする。
教科書として、ずっと目の届くところに置いておきたい文章だったので、
ブログに残しておくことにした。

そして、その教訓から翻って、今の時代、
これから、進むべき姿勢を考察する。
民主主義の弱点も、認識した上で、
過去の教訓を深く学べと説く。

政治家はもちろん、官僚の方々、自衛隊の皆さん、
マスコミなど報道に関わる人々、
そして、何より全国民が、
民主主義を守り抜いて、
取りこぼしなく、幸せに近づくために肝に銘じなければならない
大切なことが、書かれていると思った。

嬉しかったのは、ワシの尊敬する斎藤隆夫さんに日の目を当ててくださったこと。
戦争の最中にあって、状況や世情に惑わされることなく、
貫き通した斎藤隆夫さんを、しっかり評価して、
どんな状況においても、やるべきことをやった、
一人の理想的な政治家として、示してくださったことが、
本当に嬉しかった。

その背中合わせに、政治家に無責任なポピュリズムに屈せず、
大勢に流されない矜持と責任感を求めているのも素晴らしい。
今、奇しくも、ポピュリズムに迎合して、
事実も未確認のまま、奈良の鹿がどうこういう方が、
石破さんの次の総理の椅子の最短距離にいる。
石破さんの言葉は、その人にも向けられているのだと思う。
短命に終わりそうな石破内閣ではあるけど、
戦後80年の節目に、石破さんが首相であったことは、
下り坂のこの国の、小さな暁光なのかもしれない。

※写真は記事から。

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