痛々しいほど、リアル。BBBムービー「ぼくらの居場所」。
公式サイト
ドキュメンタリーかと思うほど、
自然な子どもたちと、子どもを取り巻くリアルな状況、
それだけに、ひとつひとつのエピソードに、
胸が苦しくなるほど、締め付けられたり、
顔が火照るほど、ホッとしたりした。

当たり前だけど、子どもは生まれる場所も、住む場所も、親も選べない。
だからこそ、こういう場所が必要なのだろうけど、
原題の「スカボロー」を「ぼくらの居場所」としてしまうのは、
ちょっと答えを先に言われたみたいで、馴染めなかった。
普通の子どもが当たり前に知ってそうなことを知らないのに、
どこかで大人にならざるを得なかった子どもたちが痛々しい。
それと同じように、まったく子どものままで、
大人になりきれてない親も痛々しかった。
子どもが、ちゃんと子どもとしていられる場所が、
家庭であるのが、もちろん理想なのだろうけど、
親の成熟度や、経済的状況など、
数えきれないくらい、いろいろな条件で、
そう簡単には、行かない。
だけど、子どもが一人一人、
「生まれて来てよかった」と思いながら、生きていけるようにするのは、
やはり行政を先頭とする、大人の役割なのだろう。

