この独特のユーモア、マニアには、たまらんのでしょうな。BBBムービー『ヤン・シュヴァンクマイエル「蟲」』。
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夏頃から公開してて気にはなってたんやけど、
「こういうのって、合わんかったら、とことん合わんからなあ」と、
尻込みしてた映画、ようやく観に行ってきた。

独特のユーモアがあって、おもろかったけど、
手強いのは、手強かったなあ。
まず、その構成、
チャペック兄弟の戯曲「虫の生活」を演じる役者さんたちと、
この映画自体のメイキングまで、混じってくる。
つまり、「虫の生活」の劇中劇、
この映画を演じる役者さん、
それをメイキングで撮る素の役者さんたち。
同じ人物が三種類の立場で出てくるので、
「今どれだっけ?」って訳がわからなくなってくる。
メイキングにはスタッフや監督さんまで、出てくるしなあ。
ほんまややこしい。それもユーモアの一部なんやろうけど。
しかも、こういう映画やと、ワシはもれなく眠気と戦うことになる。
ふと、眠気に負けそうになってる瞬間に、
映画のレイヤーが変わってたりして、
どこにいるのか、分からなくなること、数回。
映画の絵自体が面白いので、
ストーリー付いていかなくてもええのかもしれんけど、
そこは、小市民のワシ、必死でついて行こうとして、
迷子になってしまう訳ですわ。
こりゃ、好きな人にはたまらん映画なんやろなあ、とは思った。
観終わって「けっこうおもろかったな」と思ったものの、
15分のちに始まるヤン・シュヴァンクマイエルの他の作品観るほどの
体力は残ってなくて、
スゴスゴと駅に向かうのであった。

