今、この状況で、この映画が上映されていることの意味。BBBムービー「名無しの子」。
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日中の関係が、こじれてる今、この状況で、
この映画が公開されることの意味。

日本人なのか、中国人なのか、
自分自身で、自分の居場所の分からない感覚というのが、
いくら想像しても、想像しきれない。
戦争も、その後も、自ら望んだことではない。
中国での育ての親を、大切やと思える人は、まだいいのかもしれない。
育ての親を恨みたくなるほど、辛い思いをした人もいるのだろう。
こういう運命を背負わされた方々の向こうには、
命さえ奪われた、数多くの人々もいることも、思わされた。
いったい国というものは、なんなのだろう。
元々は、ある人間集団を、幸せにするためにあるもの、
と言うか、あるべきだと思うのだが、
その人間集団を兵士として、国民という駒として使って、
時には戦争という暴力で、命まで奪ってしまう。
国民を幸せにしないどころか、生命の危機にまで晒して、
守ろうとしてるものは、なんなのだろう。
それが実態のない「国」という概念で、
その概念が人を守るためにあるのだとしたら、
本当に、永遠に結論の出ない堂々巡りをしてるような気持ちになる。
人間同士なので、意見の食い違うことはあるだろう。
けど、それを暴力ではない方法で解決して行くことこそ、
人間の叡智というものではないのだろうか。
そして、国の存在意義があるとしたら、
こういう、網の目から溢れそうな人々を救って、
少しでも幸せに近づける。
それ以外の理由は、ないような気がしている。
80年経っても、あの戦争は、終わっていない。
為政者は、一度、戦争を始めたら、その影響は、
これほど長く続くのだ、ということを、
とことん自覚してほしい。
一時的に、自分自身のアピールのために、
威勢のいいことを言うことの罪深さを感じてほしい。
すみません。時期が時期だけに、
映画の感想というより、
今の情勢に感じてることがメインになってしまいました。

